風の余話
昨日、仕事が終わった後、お客さんを自宅まで送り、お茶をご馳走になっていると、奥様に今年収穫したばかりの新米(群馬産ゴロピカリ」を炊いて食べさせていただいた。炊き立てで、しかも新米ということで食感がもちもちしてとても美味しいご飯であった。
ご主人の話では、「当地では二毛作であり通常、米を収穫した後は麦を栽培している。しかし、自分の田では米以外は栽培せず、地力を蓄えることにより美味しい米つくりをしている」という。やはり、こだわりがある。
米も産地間の競争が激しいので、特徴を出し、消費者に訴えていかないと難しい時代。高齢にもかかわらず、米つくりにかける情熱は少しも衰えていないご主人、奥様の姿を見ると、自分などまだまだであり、何事にも意欲的に努力し、研鑽をしていかなければと考えた一日であった。
風の余話
仕事の合間に趣味の野菜つくりをしている。菜花と、かき菜、ほうれん草の3種類である。無農薬で栽培しているが、これがなかなか上手くいかない。蝶々が飛んでいるなと思っていると、たちまち虫が発生し、葉っぱを食べられてしまう。農薬を使いたくないので、虫を見つけては手でつまみ出している。1匹見つけると、たちまち30匹位見つかり、驚きながら処分している。おそらく、目に付かない虫はその10倍以上いるのであろう。 毎朝の日課が虫取りになってしまった。野菜の葉っぱ穴だらけであり、それでも元気に育ってくれている。来年早春が待ちどうしい今日この頃。
毎日、政治家の政治資金関係の話題が賑やかである。政治資金の会計責任者は、専門知識が必要と考えるので、国家資格制度としたらどうかと考える。ずさんな管理はある程度無くせると思うが、しかし、又、役人の天下り先を増やすだけになるのでは?とも考えると・・・・・・・・・??
風の余話
昨日は久しぶりに西上州の山村に暮らす老ご夫妻を訪問。ご主人91歳、奥様90歳。今も毎日元気に山の急斜面の畑を耕し、季節の野菜、豆類、そば、きのこ等を栽培している。 今は豆類の収穫が忙しい時期とのこと。多忙に中突然の訪問にもかかわらず歓待を受け、お茶をいただいてしばしの歓談。
今年の秋は、今まで出たことの無い熊が出没するとのこと。山の畑にご主人に案内され行って見ると、畑に2本有った柿の木は、登って、枝を折り、実を全て食い尽くしてしまった。又、サツマイモも食べられた形跡多数有り。熊の足跡も発見した。柵も壊されていた箇所も見た。 従来は鹿や猪の被害があることは話に聞いていた。畑には周囲に1m程の柵を廻らして対策をしていたのは見てきた。熊の話はこのご夫妻の山村でははじめて聞く話。
老ご夫妻が苦労して、丹精こめて作った作物が、熊、猪、鹿等に収穫前に食べられてしまうという空しさは、計り知れない。
先日取材に訪れた中之条町赤岩地区では同じように農家の人々が獣害を訴えていた。特に猿が50頭から70頭群れをなして出没するので困り果てていたのを思い出した。
お二人が、獣害にも負けずに元気に働き、生活する姿は私達夫婦にも励みになり、目標である。これからも元気に過ごしていただきたいと願う。帰りに野菜をたくさんいただき恐縮。感謝。