2015/12/09 8:37:56
風の余話
昨日は不動産保証協会主催の本年最後の法定研修会である。テーマ「不動産流通業のコンプライアンス<実践編>」である。コンプライアンスを軽視した事案が最近頻繁に報じられている。東芝の不正経理、東洋ゴムの耐震強度不足、杭打ち業界の偽装、ブラック企業、等々枚挙にいとまがない。
確かにコンプライアンスは重要なことである。軽視すると会社の存続さえも危うくなり、間違えば会社倒産、廃業も余儀なくなる。
しかし、これだけ、宅建業法、消費者保護法等と、がんじがらめの中で仕事をしなければならないのかと考えると、若い人は二の足を踏んでしまうのではないかと懸念しながら先生の話を聞いていた。
続いてのテーマは「企業の仕事と人権」である。
人権問題ではセクシャルハラスメント、LGBT,パワーハラスメント、マタニティーハラスメント、同和問題、の概要説明があった。自殺者も出ている事案もあり真剣に取り組まないといけない問題である。
又、差別語の事例として、エスキモーが紹介されていた。差別語とは知らなかった。「イヌイット」が正解。言葉の差別も軽く考えてはならない。「相手がどう感じるか」を考えなければいけないということである。