風の余話
今日も猛暑である。今年の夏は雷雨が全くない。上毛かるたでも「雷と空風義理人情」とあり、当地群馬県は昔から雷、夕立が多く名物である。学校帰りにもよく雷雨に遭ったものだ。帰り道、里芋の葉を頭に乗せ急いで帰ったものだ。雷雨の後は涼しい風が吹き心地よかった。
子供たちが仕上がり、夏休みの感覚が無くなったが、子供たちは、今は夏休み中である。先日、妻と長女が話していた、絵日記に記録する天気と気温であるが、今から30年程前の話。気温を温度計を調べて記入していたが、30度を超える日はほとんど記憶になかったという長女。現在は30度超えはほぼ連日で、35度時には38度という日々である。
地球温暖化の現実である。自分たちにできる地球温暖化防止策を少しでも実行する。その積み重ねが大切と考える猛暑の夕時である。
風の余話
今年の梅雨は少雨で取水制限も出たほどであるが、昨日は久しぶりに当地でも長時間雨が続いた。利根川上流域でも雨が降り、水量も増したことで、先週の日曜日に行われた玉村町五料の水神祭りで利根川に流したわら舟「水神丸」も順調に川を下り、太平洋に向かって船旅を続けていることであろう。
水神祭りは江戸中期から明治の高崎線鉄道開通までの間、利根川水運で栄えた玉村町五料地区(利根川最上流の河岸・渡船場)に伝わる船頭さんの水運安全祈願のお祭り。昨年、群馬県重要民俗文化財に指定された。
その1週間前の17日日曜日には、神社の境内で早朝より、わら舟「水神丸」の制作作業が、氏子の皆さん、伝統の舟つくり技能伝承者の皆さん総勢40人余で行われた。私と妻は11時ころからこの作業を見学させていただいた。氏子総代(公民館長?)の高橋氏には詳細に祭りのいわれ、歴史を解説頂き感謝している。
長さ7m程のわら船が完成したのは午後5時過ぎ出あった。使用する「わら」は丈の長い昔の品種改良されていない麦を舟を作る為に特別に栽培するという。その麦を収穫後「わら」を氏子の家々にて、「しび」を取り滑らかに仕上げてこの日を迎える。わら舟「水神丸」は完成後境内に1週間置かれ、祭り本番を迎える。
リヤカーに乗せられ子供たちにひかれて、村内巡行後夕方6時頃、利根川に法被姿の祭り装束の大人たちに担がれて降ろされ、舟旅に就く。この日は水量少なく、本流域に流れ出すまで氏子の皆さん気をもんでいたが、無事流れに乗った。しかし、やはり、水量少なく、座礁して転覆してしまった。水神丸の素材は全て自然に帰る材料で制作されている(国土交通省の許可受けて流す為)ので、環境汚染の心配はない。
今日の朝刊:なんとも凄惨、悲惨、残酷な事件が起きたものだ。しかも日本国内で。
風の余話
当社の26期決算書も会計事務所から出た。昨日納税も済ませた。いつもながら税負担は重いものだ。法人税の軽減策は様々あるが、大企業に手厚いように思われる。大企業は実際の法人税納付となると、軽減税率の恩恵を受けて極端に低率となる。
中小零細企業はこの恩恵はあまり無い。正直者がなんとやらの税法か?と皮肉も言いたくなる。
元気に仕事が出来て、納税もできるということは幸せなのかと考え、妙に納得して、又、新しい気持ちでスタートする今日この頃。