2016/09/01 8:29:28
風の余話
今日は防災の日。
一昨日の台風10号は迷走のあげく東北地方青森県に上陸し、甚大な被害をもたらした。北海道地方も大雨の被害が甚大であった。自然災害は恐ろしいものだ。1日で8月ひと月分の降雨量という。まさに想定外の雨で、河川の流量計算、堤防強度設計もここまでの雨量は計算外であったろう。台風の度に大きな被害が発生するが、人間の知恵で災害を未然に防止しする手立ては無いものか?そして、被害が有っても最小限の被害、人命の損失だけは防ぐようにと祈るばかり。
この大雨で、福島原発の周辺も大雨が降ったであろう。被害は無かったのであろうか?汚染水流失は無かったのか?未除染地域の森林に堆積している放射性物質はこの雨で河川に流入しているのであろう。下流域ではホットスポットが今後出てきて騒ぎにならなければ良いが。
先日のNHKの番組で解説委員の方々による「解説スタジアム」という討論番組で原発立地の3大リスク地(地震、津波、火山)には原発は作らないという世界の常識があるという。
今の日本にはこれを無視して原発が52基建設されてきた現実。そして、原発事故発生。起こるべくして起こったということか?
日本では更に台風のこともリスクの一つに加わる。
防災の日に台風、地震、津波、火山について考え安穏に暮らすのは容易では無い事を思い知らされた。