2017/03/27 10:05:43
風の余話
昨日は大相撲のテレビ観戦。
新横綱稀勢の里が、13日の日馬富士戦での左肩、左腕の怪我で得意の左が使えない状態での千秋楽で星一つリードされての照の富士との取り組み。前日、横綱鶴竜との相撲は全く左腕が使えなかったので簡単に寄り切られてしまった。今日も出場するが、テーピングも痛々しい姿なので簡単に負けると誰もが思っていた。5月場所に備えて休場すれば良いのに無理するなあ。
日本中の相撲ファンは負けるものと思っていたと思う。しかし、心の隅に出るからには何か起こらないとも限らないと期待する自分が居た。
奇跡的な右突き落としで勝負をもぎ取り、相星の13勝2敗となった。我が子のように喜び、自然と涙がこぼれた。
優勝決定戦になった。決定戦はもろ差しでよられて土俵際まで後退、これまでか?と思ったら執念の右からの小手投げが決まり優勝決定である。涙を流し、万歳を叫ぶ自分が居た。
一生懸命ひたすら地道に努力すると、人知を超えた力が働くのか?相撲の神様「野見の宿祢」が乗り移ったのか?
人生の生き方を教えられるような相撲であった。