風の余話
昨日「新型コロナワクチン接種の予約申し込みのお知らせ」が届いた。75歳以上が対象である。5月31日申し込み開始。接種開始は6月8日からである。
ようやく、ワクチン接種の機会が巡って来た。週明けに申し込みしたい。
全国民にワクチン接種がいきわたり、以前のような日常が戻ることを願うばかり。
現在、緊急事態宣言の発令されている9都道府県は、6月20日迄期間延長と決定がなされた。経済活動の制限を受ける人々の我慢は限界で有ろう。
風の余話
群馬県北部地方は田植えが早い。既に済んでいる地域も多い。
川場村富士山(ふじやま)地区を5月中旬に訪ねた。集落の中心を流れる桜川の両側に石積みの小さな棚田群がある。日本の原風景が残されているという事で、我々のような旅人、観光客には人気が有る。
この地区も農業の機械化が推進された時期には、場所や、棚田の面積、形状にによっては田植え機、刈り取り時のコンバインも入らないという事で、圃場整備、土地改良の計画が役場から示されたようであるが、諸般の事情で中止されたという。
現在は、農業従事者の高齢化、後継者不足等、何処の農村でも抱えている問題が有り、耕作放棄地の増加、ブルーベリー畑、野菜畑への転作が目に付くようになり、棚田の景観が失われる危機を感じさせる。
この日5月22日、K女史にお会いした。女性だけの田植え姿の集団があったので声をかけさせていただいた。この地区の石積みの棚田を保存し守る活動を行っている社団法人の代表者だという。ボランティアのご婦人、町おこし協力隊の若い女性たちの先頭に立って、田植え作業を元気に行なっていた。
川場村の産米「雪ほたか」はブランド化されて、美味で評判になっている。K女史のグループの作った米が秋には道の駅「田園プラザ」の店頭に並ぶのであろうか。楽しみである。
風の余話
先週末川場村の歴史民俗資料館を訪ねた。旧小学校の木造校舎を利用して郷土の昔の農具、家財道具等他を展示している。
正面玄関わきに、懐かしい二宮金次郎の像が建てられていて、今も残っている。薪を背負いながら、厚い本を読んでいる姿である。旧木造校舎の板壁に良くマッチしていて、郷愁を誘う。
金次郎も現代では、本に代ってスマートホンを見ているというところであろうか。
1年前、長年愛用していた携帯電話(いわゆるガラケー)の液晶が映像不鮮明になった為、スマートホンに交換した。今、ようやく慣れてきたところ。使いこなして、仕事に活用したい。物件調査時にはカメラ機能は有効で、とりあえず記録映像として残すには手軽で有り、十分満足している。