2011/04/23 8:59:30
風の余話
「一隅を照らすこれ即ち国の宝なり」伝教大師最澄の言葉で思い出す人がある。
毎朝、妻とコロスケで倉賀野緑地公園に散歩に出かけている。この公園の西北片隅に簡易トイレが設置されている。このトイレを毎週1回、ボランティアで掃除に来る人がいる。年のころ65歳前後のご婦人である。自転車で元気に挨拶を交わしながら、トイレ掃除に来ている。寒い冬も、暑い夏も休まず継続している。最初は公園の管理人かと思っていたがそうでもない。管理人は他にいる。
自宅のトイレは掃除はするが、公園の掃除は思いつかない。元気に明るく何気なく自然に公園のトイレ掃除をし、風のように来て、風のように去っていく姿は仏の化身のようにも見える。
卑小な我が身を反省し、自分も何か出来ることからしようと考えさせられる。
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