2012/03/27 17:04:05
風の余話
先週の日曜日に上毛新聞社主催「世界遺産候補を巡るスタディ−バスツアー」に参加。藤岡市役所出発コースであった。まず、「高山社」で高山長五郎が考案した養蚕手法「清温育法」の教育普及の原点となった自宅母屋を見学。「清涼育法」と「温育法」の長所を取った飼育法との解説。温度管理、湿度管理、空気の流れを工夫した家屋である。
次に伊勢崎市の島村養蚕農家群及び「田島弥平旧宅」を見学。蚕種と養蚕で栄えた村内を周遊。
最後に「富岡製糸場」を見学。明治政府が富国強兵、殖産振興に如何に力を注いだか理解できた。フランス人技師を高額で雇い、彼らもまた期待に答えて異国の地で尽力して基礎を築いた。機械が実際に稼動しているところが見たかったが昭和62年操業停止となった。建物は妙義産の杉、甘楽町の粘土、青倉の漆喰等々地元で調達したという立派な建造物群である。
荒船風穴の模型の解説もあった。
ボランティアの人々による解説がわかり易く大変勉強になった。世界遺産に登録になれば良い。もし、ならなくても、観光振興と製糸産業の復興に繋がる活動であると思うので活躍を期待している。感謝のツアーの一日であった。
追記:26日(月)の上毛新聞に私と妻が解説員の説明を聞いている姿が掲載されるという「おまけ」まで付いた。
コメントを投稿する
投稿したコメントは管理者が承認するまで公開されません。
その他ご利用上の注意点はこちらをご参照下さい。