2013/06/19 7:54:44
風の余話
先日の日曜日高崎市の「かみつけの里博物館」主催の「かみつけ塾」を聴講。テーマは「堤ヶ岡飛行場と伝単」。講師はかみつけの里博物館の前館長鈴木越夫先生。
堤ヶ岡飛行場は旧群馬町にあった。正式名称は陸軍前橋飛行場である。昭和18年5月着工。昭和20年3月完成。周囲5Km程。南部苦1000m、東西1300m、高低差3m。 桑畑45%、水田15%、その他40%の土地を青年奉仕隊、在郷軍人会、朝鮮人等の勤労動員で工事した。当初は飛行操縦士の育成が目的であったが、最後は特攻隊員の飛行訓練を行っていたという。
伝単とは耳慣れない言葉であったが、宣伝謀略用のビラのこと。アメリカ軍が日本国民の戦意喪失させる為撒いた。これを持っていると当時は罰せられたという。又、子ども達はばい菌が付いているから拾ってはだめと教えられていたと言う。
伝単の実物が展示してあった。伝単で予告されたとおりに日本各地で空襲が行われ、長崎原爆投下も予告され降伏を呼びかけられていた。焼夷弾の実物も展示してあった。六角形の筒で、長さ60Cm程。空中で爆発し、中から、六角形の小さな油管が出てくる仕掛け。
講演後、参加者からの体験談発表があり、貴重な話が聞く事ができた。後日書きます。
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