大型二輪免許は、マニュアルよりオートマのほうが難しい
数日前、大型二輪の限定解除をしたのですが、
その2日前にも大型二輪オートマ限定免許を取得しました。
両方とも試験場での一発試験なのですが、限定解除は1回で合格したのですが、オートマ免許は3回目での合格です。
タイトルに書いたように、結論を言うと、大型二輪免許はマニュアルよりオートマのほうが難しいです。
何が難しいかと言うと、一本橋とスラロームです。
一本橋は、幅30センチ長さ15メートルの直線狭路コースを、小型二輪5秒以上、中型二輪7秒以上、大型二輪10秒以上かけて渡らないといけません。
私は一本橋は割と得意としていて、マニュアルだと15秒くらいなのですが、大型オートマ試験の1回目は何と7秒台と言われました。
1秒につき5点減点なので、これだけで15点減点です。
一発免許の1回目は、100点じゃないとまず合格しないので(法規上は70点で合格なので、おかしな事です…)、15点減点はこれだけで絶望的です。
教習場に行っていた人に聞くと、大型二輪限定解除(マニュアル)の人でもオートマに乗る時間があるのだそうですが、多くの教習生は一本橋から落ちまくるそうです。
なんでオートマの一本橋が難しいかと言うと、一番の理由は、フロントタイヤが見えない事です。
マニュアルの場合はフロントタイヤが見えるので、タイヤが落ちないようにコントロールがしやすいのですが、オートマは見えないので、タイムを稼いだりバランス取るためにハンドルを振ると落ちてしまいやすいのです。
二番目の理由は、半クラッチでのコントロールがオートマは困難です。
マニュアルは半クラッチにより超低速のコントロールをしますが、オートマの場合は自動クラッチなので半クラッチでの速度のコントロールが困難なので、アクセルとブレーキで超低速を維持しないといけないので難しいのです。
スラロームは、限定解除のXJR1300に比べて、オートマのスカイウエイブ650は重くて遅いです。
スラロームは、中型二輪8秒以内、大型二輪7秒以内で走らないといけないのですが、オートマ免許の1回目と2回目は7秒台で(5点減点)、3回目の合格の時でやっと6秒台でした。
私はマニュアルの時は5秒ぐらいなので、大型オートマの場合はライダーが同じでも約2秒遅くなります。
スポーツ車でありハンドリングがクイックに造られているXJR1300と、ホイールベースがより長く直進安定性重視のスカイウエイブ650が同じ基準なのは不合理に感じました。
マニュアルとオートマだと少なくとも1秒は、スラロームの基準を変えたほうが良いと思います。
大型二輪免許の取得を考えている人は、マニュアルのバイクに乗ったことある人であれば、オートマ限定は避けたほうが良いです。無駄です。
ただし、スラロームや一本橋が苦手な人は、逆に最初ハードルの高いオートマで練習すれば、マニュアルに乗った時に簡単に感じると思います。
私は先月中に普通二輪免許の上位免許である大型二輪免許を取らないと、免許取り消しになるという危機的状況にあったので(1年前に再取得した普通二輪免許の初心運転者制度による取り消し処分)、早く取れると思いオートマを受験しましたが、その判断は間違っていました。(間に合ったから良かったですが)
ちなみに普通二輪(昔の中型)の場合は、一本橋7秒以上、スラローム8秒以内なので、ハードルが高いと感じない人が多いと思うので、マニュアル操作が苦手な人であれば、オートマ免許のほうが早く取れると思います。
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