2016/06/19 15:32:57
NHKドラマ「一路」 原作と全然違う!
昨夜6時10分NHKで「一路」を見た。
完全なフィクションだからであろうか。原作と全く異なる。
原作の和田峠は映画「八甲田山」のごとく猛吹雪の中を進む。二人一組縄でつなぎ道に迷わないように真っ白な視界の中を進む行軍である。
金を盗まれる場面もない。吹雪を略し、百万石のお姫様を5万石のお姫様にしたところで、誰も文句を言わない。史実ではないから脚色も自由である。
これが渋沢栄一さんの生涯を描いた「雄気堂々」のようなドラマならこれほど内容を変えることはできないと思った。
お殿様が「バカ殿さま」を装っていることを家来に打ち明け謝るのも原作とは異なる。
原作では、次の宿場で病気になったお殿様が、遠足(とおあし)が得意で超健康な安中のさまからニンニク臭い息を吹きかけられたりする場面が出てくるが、公儀への参勤交代の延着届を江戸の藩邸まで、安中のお殿様の家来が飛脚よりも達者な、神がかり的なスピードで届けてくれたりする。下仁田のねぎの方が南蛮渡来の薬よりも効くととう話もでてきます。
こんなことを考えているうちに、図書館より上巻到着のメールがきました。
下巻を先に読んでしまったので、上巻は読まなくても良いかもしれないが、後半が原作と比べてこれほど違うと、全般の既に見たドラマがどれだけ原作と違うかという興味が湧き、やはり折角だからかり借りに行こうかという気になってきました。
ドラマについては中山道だから大宮氷川神社がいくらなんでも川越の喜多院(こちらは川越街道)に変わることはなかろうと思いました。
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