教職員はマイカー通勤禁止し「飲みにケーション」すべし
昨今、公立小中学校の教育現場では同僚間のコミュニケーションが不足し困ったことがあっても同僚に相談できず、精神的に追い詰められ最悪の場合には自殺に至るという新聞記事やテレビなどでの報道をよく目にする。
これは、労働そのものが、詳細にニュアル化され、過重になっているためかもしれないが、校長などの管理職者が官僚化し、校内の目配り気配りで最悪の事態を防ぐ役割をするどころか、逆に職員に対してはストレスの元凶となつているからかもしれない。過去には「君が代」や「国旗」の問題も記憶に新しい。
しかし私は、問題のひとつはマイカー通勤にあると思う。学校は敷地が広大なため、駐車場はいくらでもある。しかも無料だ。(税金で購入した土地なのだから原則として駐車料は取るべきだ。)そのため、自宅から徒歩で通勤可能なものまでマイカー通勤しているのが実態だと思う。
私が会社員の頃は、会社は「通勤途上の事故は会社が使用者責任を取らねばならない。」ということから、事故の発生する可能性の大きいマイカー通勤は原則認めなかった。それに会社の駐車場はお客様のためにあり、社員が駐車するのはけしからんという雰囲気があった。どこの職場も、今でも同様の原則を貫いていることと思う。(公務員以外は)同じ公務員でも警察などは、いざという場合に備えて、職場の近所に寮や官舎を設けたりしている。
マイカー通勤の弊害は、一人一人がマイカーに乗ってしまうと、それぞれ密室の中に入ってしまうのでコミュニケーションが取れないことである。職場を引けたら、職員のそれぞれがマイカーに乗ってそれぞれの目的地に向かって発進してしまうのではコミュニケーションを取るチャンスは少なくなる訳だ。まして帰りに「一杯」などということは一切できない。それこそ「よっぱらい運転」は禁止だから。「飲みにケーション」がすべてではないが、マイカー通勤は人と人とのつながりを遮断する効果がある。
同じサラリーマンでも、一般会社に勤務するものは、マイカー通勤するとすれば、会社の駐車場にはとめられないから、駐車料を払って外へ止める。公務員はこのへんがいいかげんだから、平気でマイカー通勤するわけだ。
校長などは、学校から徒歩5分以内で行けるワンルームにでも強制的に住まわせ、職員の相談に乗らせる体制にした方が良い。校長自らがマイカー通勤し、郊外の自宅へサッと帰ってしまっては、声をかけるいとまも無くなってしまう。
まして、先般報道されたように、校長などが酒酔い運転でひき逃げで逮捕されるなぞは、言語道断である。これも「マイカー通勤」が常態化しているからこそのことである。
別に、トヨタやホンダに敵対するつもりは無い。マイカーは休みの日に堂々と乗ればよいのだ。
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