世論誘導のワナ? インターネットによる情報は信頼できるか?
昨今、業者による「食べログのやらせ投稿問題」がテレビのニュース等で話題になっているが、そもそも、「インターネットで得た情報」自体が、「本当なの?」という明確な意識が重要である。
先日、当社でアパートを契約した学生さんの中に、「インターネットに興味があります。インターネットではいろいろな情報が得られて便利なので、それを活用したいです。」という方がおられました。
確かに、インターネットは便利です。これを正しく使えば、時間と費用を節約して、いろいろな知識を得られます。
かく言う私も、例えば、水道の水漏れを直すにはどうしたら良いか、自動車の部品を交換するにはどんな手順でやったら良いかと思ったとき、インターネットによる情報に助けられています。
しかし、もともと情報というものは、その真贋を見抜く力が必要だと言われています。
この「真贋を見抜く」(情報がニセモノでないかを判断する)という基本さえ備えていれば、インターネットは大変便利です。
インターネットによる情報に興味のある方には前述の学生さんを含めて、この点を、よく考えて、これを利用すべきであると言いたいと思います。
「うその情報」の例としては、戦国時代に豊臣秀吉が「ラッパ」と呼ばれる間者を使い、敵の陣に「豊臣軍は5万の兵力で攻めてくるらしい。」などの情報を言いふらし、敵軍の戦意を喪失させるという様子が歴史小説の中に描かれています。
私の知り合いから直接聞いた例では、その人の家に「ある会社に大手の有力会社がてこ入れをする。そうするとその会社の株が上がります。」という手紙が届き、株を買ったら値上がりしたので、マンションの隣の奥さんにその話をしたら、その奥さんも買ったが、その株は、その後すぐに急落したので、自分が大損をしたばかりでなく、その隣の奥さんにも迷惑を掛けてしまった。とのことで「情報」には眉につばをつけてだまされないようにしようとこの時思ったものでした。
インターネットニュースに続く「コメント欄」も似たようなものだと、私は思っています。ニュース自体は、あまりウソは無いとは思いますが。
「コメント欄」はコメントを書くのを商売のようにしている人もいると思います。
なぜなら、コメントの前にあるIDをクリックすると、その人がコメントした件数や時刻、コメント内容がすべて閲覧できるのですが、それを見ると、件数が1300件とか、内容も「〇〇党は馬鹿ばかりだ。」とかいった極端な下品な書き方が多かったりします。
誰かに頼まれて「一方的な意見」を書き込み、世論を誘導しようとしているのではないかという意図も見えます。ただのコメント魔かもしれませんが。
一度クリックして見ることを、お勧めします。
「食べログ」のみならず、インターネットには世論誘導のワナが隠れていると、常に用心するべきだと思います。
ニュース自体も、物事の一面しか記載が無ければ、それが意図的か否かは別として、読者には誤った情報となってしまう危険もあることを再認識しなければなりません。
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