腹ごしらえ
朝晩もあまり寒さを感じることもなく、日中はふわふわした気分になりそうな暖かい日が続きました。
日差しの中で、花壇の花々も色彩が映えています。
そこに黒い生き物がもそもそしています。
カラスです。何か啄ばんでは辺りをキョロキョロ。
思わず、「ごんべぇ〜が種ぇまきゃ〜」の歌が頭を過るのは、私だけでしょうか。
植えて間もない様子の花壇に何か美味しいものが沢山あるようです。
お花を食べているようではないので、お花の肥料を食べているのでしょうか。
お花のためにも、ほどほどにしてくださいね。
寒い日が続きます。
ここ数年暖かいと言われる冬が続いたせいか、ここ数日の寒さにびっくりしますが、この寒さがちょうどよいこともあるのです。
白菜漬けと味噌の仕込みです。白菜漬けは幼いころに刷り込まれた母の味です。母が作っていたほど大量に作ることはできませんが、青いホーローの器で白菜一株を四つに割って塩と重い方の重石で漬けます。水が上がったら、さっと水洗いして絞り、別の器で、少なめの塩と昆布と一味で漬けなおします。家の中で一番寒いところで保管します。
暖かい冬は、白菜を漬けても油断ができず、冷蔵庫のお世話になるしかなかったのですが、今年は年末から何度か漬けることができました。
私が生まれたころに住んでいた家の前にあったという平たい石を、母は漬物石としてずっと使っていました。ちょうどよい大きさなので私も漬物用にいつも台所に置いています。私の後、この石を使ってくれる人がいるだろうかと思うこともしばしばです。
白菜漬けに比べて、味噌は手間が数十倍かかるので、取り掛かるには勇気が必要です。味噌の仕込みに付き合ってくれそうな人もいないので、今年も諦めるしかないようです。お家時間を楽しみたい方はチャレンジして見られてはいかがでしょう。夏頃にはおいしい手作り味噌が味わえます。ふろふき大根や,サバの味噌煮、なんと冬のメニューばかりが思い浮かびます。