ドラマ:「いねむり先生」
ドラマ「いねむり先生」を観た。
【解説】「いねむり先生」は最愛の妻であり、27歳で夭逝した女優・夏目雅子を失った著者・伊集院静がたどった、喪失、絶望から再生への道のりを描いた、自伝的小説の最高傑作。発売以来4か月で40万部を超えるベストセラーとなった感動の物語。 妻・マサコ=夏目雅子を失った後、荒みきった日々を送っていたサブロー=伊集院静は、知人の紹介である一人の男性を紹介される。その人こそ、先生=直木賞作家であり、ギャンブルの神様でもあった阿佐田哲也(色川武大)であった。「先生」との魂の交流の中で、彼は救われていく。それは“友情”とよぶには不可思議な関係であり、“敬愛”とよぶにはあまりに濃密な感情だった…。
伊集院静の本は「なぎさホテル」を始め、今まで何冊が読んだことがあったが、「いねむり先生」はまだ未読だったので楽しみに番組を観た。細かい所はさておき、20歳もの年の差があってもこのような関係が築けることは何ともとても素敵で、阿佐田哲也激似の西田敏行が本当にチャーミングである。また二人で旅打ち(ギャンブルを目的として旅をすること)に日本各地に出掛けるのだが、これが毎年恒例のひとり旅の雰囲気にとても良く似ていてとても惹かれた。裏路地にはドラマがある。
お酒は楽しく飲むというごくごく当たり前のことを、改めて実感した作品であった。それにしても余貴美子は最近とてもいい
映画:「許されざる者」
休日に映画「許されざる者」を映画館へ観に行った。
【解説】クリント・イーストウッド監督・主演で第65回米アカデミー作品賞、監督賞ほか4部門を受賞した傑作西部劇「許されざる者」(1992)を、「フラガール」「悪人」の李相日監督のメガホンで日本映画としてリメイク。江戸幕府崩壊後の明治初期、北海道開拓時代の歴史の中で、かつて「人斬り十兵衛」と恐れられていた男が、再び戦いに身を投じていく姿を描く。幕府の命の下、幾多の志士を斬りまくり、恐れられた釜田十兵衛は、幕府崩壊後いつしか姿を消し、人里離れた場所で静かに暮らしていた。やがて月日は流れ、妻に先立たれた十兵衛は、貧困の末に再び刀を手にすることになる。主人公・十兵衛役で渡辺謙が主演し、柄本明、佐藤浩市らが共演。
観観たくて観たくてたまらなくて観に行った映画では無く、いつものように招待チケットの有効期日が迫る中、唯一上映時間が合った作品だっただけである。まず「人斬り十兵衛」と恐れられていた男が亡き妻との約束で刀を置いたにも関わらず、非常にあっさりと簡単に再び刀を手に取ってしまう。あら?翻意、早っ!!
私の好きな佐藤浩市の非常に不自然な口髭に馴染めず、今ひとつ極悪非道になり切れていないので、彼に対しての憎悪感もそれほど膨らまない。また画面が非常に暗いシーンが多く見ずらく、135分の上映時間のうち、長〜い前フリにも関わらずクライマックスが非常にシンプルで地味で短い。そもそも錆びた刀はまず研がないと駄目でしょう?
タイトルである「許されざる者(原題:Unforgiven・許されていない)」とは再び刀を手にしてしまった「主人公」と絶対的な支配者である「警察署長」と、そして観終わった人の感想なのかも知れんな〜こりゃクリント・イーストウッドバージョンも観ておかないといかんね。
挟殺プレー
野球で時々「挟殺プレー」がある。
塁間で挟まれたランナーが行ったり来たりを繰り返し、野手が走者との間を詰めてアウトにするプレーである。
これを見る度、子供の頃を思い出す。バットが使用出来ないような路地裏で2本の電柱をベースに見立てて、電柱間をランナーが行き来し、二人の野手からのタッチかわす遊びである。ちなみに私たちはこれを「はさみ」と呼んでいた。ランナーは多い時で複数名いて、アウトになる度に次々と「はさみ」から外れて行く。全員タッチされるか、規定数往復すると終了・・・のようなルールだったと思う。私は好きな遊びだったな〜
以前ある野球解説者が「挟殺プレーは非常に楽しい」と聞いたことがあるが、そうそうと非常に共感した。最近「はさみ」をする子供たちを見掛けなくなってから久しい。だからプロ野球でも狭殺プレーでのエラーが多いのかも知れない。
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