2014/01/16 9:53:10
歌舞伎:「壽初春大歌舞伎」
「歌舞伎座新開場柿葺落〜壽初春大歌舞伎」を歌舞伎座で観た。
新しくなった歌舞伎座へは昨年8月以来二回目である。まだ正月の雰囲気が残る銀座は何とも気持ちがいい。
一幕目「仮名手本忠臣蔵」で最も重い「山科閑居」。坂田藤十郎の戸無瀬の示すゆるぎない古典芸輝き。幸四郎の本蔵、吉右衛門の由良之助、魁春のお石、梅玉の力弥。休演の福助にかわり扇雀の小浪。これほどの大顔合わせは今後いつ見られるか・・・と後日新聞記事に掲載されていたが、入場前に軽く飲んでしまった上に、非常にまったりとしてゆるやかな展開についつい私は気を失いそうになる。プログラムであらすじを必死に追っかけながらの鑑賞でどうにかついて行った。
そして二幕目は舞踊「乗合船」。華やかな舞台と正月らしい演目が心地良い。
この時期の歌舞伎は何ともいいものだ。(1/26まで)
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