それは突然やってくる
最近テレビを観なくなったが、それでも楽しみにしていた番組はいくつかあった。 その中のひとつが私の好きなお笑い芸人が出る番組だったのだが、次第にそれすら観なくなってしまった。あまり「何曜日の何時に放映」との認識がそもそもないので、そう言えば観なくなったな〜という感じである。
すると後日その出演番組の低視聴率が話題になっていた。そうか〜そう感じていたのは私だけでは無いんだと気が付く。それまでバラエティー番組では「絶対的存在」だったものの、突然スーと冷めて行くのが自分でもよく分かる。まるで恋愛のようだ。
世の中の評価なんて得てしてそんな簡単に揺らいでしまうのだろうと思いつつ、安定的でない人気商売とはやはり大変な商売であると思う。
でも・・・冷めやすいのは最近テレビだけではない気もするけどね・・・
映画:「それでも夜は明ける」
今年度のアカデミー作品賞を受賞した「それでも夜は明ける(原題12 YEARS A SLAVE)」を息子と観に行った。
【解説】奴隷制度がはびこっていたアメリカを舞台に、自由の身でありながら拉致され、南部の綿花農園で12年間も奴隷生活を強いられた黒人男性の実話を映画化した伝記ドラマ。主人公が体験した壮絶な奴隷生活の行方、そして絶望に打ち勝つ希望を描き出す。監督は『SHAME -シェイム-』のスティーヴ・マックィーン、黒人男性を『2012』などのキウェテル・イジョフォーが演じる。共演には、マイケル・ファスベンダー、ベネディクト・カンバーバッチ、ブラッド・ピットら豪華キャストがそろう。
仕事が終わってから19時過ぎの上映回をひとりで観ようと思ったが、とりあえず息子を誘ってみると・・・まさかの参加でふたり鑑賞となった。作品賞受賞後だったので、館内の混み具合が気になったが、受賞の影響を全く感じさせる事の無い私の好きな空間(約10名程度)での鑑賞となった。実話に基づいている本作品は、まあ〜驚くほどの人種差別が繰り返される。黒人に手拍子させ差別の歌を歌う白人、家畜やおもちゃだと言い切る主人たち・・・とにかくどんどん重く暗い気持ちになる。
そして主人公がつま先だけどうにか地面に着く状態での首つりシーンが長回しで続く。ロープの軋む音、主人公のうめき声の後ろでは同じ奴隷たちが黙々と作業を続けている。これだけで彼らの置かれた立場がよく分かる。最終的に「すべてがハッピー」にならなかったこともあり、爽快感とは全く無縁の作品であった。
劇場を出るとふたりで「こりゃ〜重いな〜」との感想だけで、今まで以上に会話が弾まなかった・・・そりゃそうだろうな〜と思いつつ、たった200年前の話であると思うと背筋が冷たくなる。現在の法律も200年後には異常なものと思われてしまうのだろうか?
スタンプの使い方
ある日の夜。
終業時間直前、急遽飲みに出掛けることになった。
最低限のエチケットとして最近始めたLINEで妻に「ご飯不要」の連絡する。
そして返信されたスタンプ。
まだまだ使いこなしていない私にとって「なるほど〜こんな風にスタンプを押すのね〜」と感心してしまった夜だった。
何だか可愛いじゃん、お母ちゃん
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