訪熊10回目〜後編
チェックアウト後、最初に永国寺に向かう。常時開帳されている幽霊の掛け軸があることから幽霊寺とも呼ばれている。寺を創建した実底(じってい)和尚が、夜な夜な境内の池に現れる幽霊を描いたもので、これを幽霊に見せるとあまりの自分の醜さに驚き、以後現れなくなったと伝えられている。その池は寺の裏にあり、また西郷隆盛が西南戦争の際に本陣として33日間在陣したことでも知られている。長い境内を進んだ先に本堂があり、中は拝観料不要で自由に見学出来る。
掛け軸は何だか撮影してはいけないような気がして、他からの画像を拝借した。二人で貸切の境内は静寂に包まれていた。
その後、すぐ近くの青井阿蘇神社へと向かう。薩軍の宿営地になったことも頷ける本陣との距離である。平成20年6月に五棟社殿群が熊本県で初の国宝指定を受けた。建造物としては日本最南端の国宝になり、神社が国宝指定されたのは47年ぶり。創建は806年。現在の建物は、慶長14年(1609)から18年にかけて造営されたもの。茅葺きの桃山様式の楼門は華やかさと迫力を醸し出し圧倒的な存在感を示している・・・とのこと。鮮やかな朱色の禊橋から眺める景色が何とも素敵な神社である。
その後、鍛冶屋町通りにある「みそ・しょうゆ蔵」を見物して、ランチで人吉名物の鰻を食べたかったものの、友人が苦手な為、人吉ラーメンを食べて、熊本空港へと高速を北上する。明日が楽になるように14時過ぎの便にしたことを少しだけ後悔したバタバタ感であったが、それでも帰京後の数日間は何とな〜くお疲れモードだった。次回は午前便での帰京か?
いつもながらのあっという間の楽しい三日間でした。本当にどうも有難う。また奥様からのお土産大切にしますね。来月東京で会いましょう。さて今度はどこに行きましょう?
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