大学生になる
先日「大学」の公開講座に出掛けた。
大学と言っても江戸川総合人生大学との名称だけで学校教育法上の大学ではない。以前からこの大学に興味があり、入学の資料を取り寄せたことがあったので、先日公開講座の案内が届いた。今回「発見のある暮らし」の講座内容に惹かれて休日に「通学」してみた。篠崎駅に隣接したピッカピカのビルの三階にある「大学」に入る。開始10分前に到着すると講義室は年齢層の高いおじさま、おばさまでほぼ満席の状態だった。
講師の馬場未織先生はライターさんでもあり、三児の母でありながら、9年前千葉県に広大な土地を購入し、平日は東京・週末は千葉での二地域居住を実践されていて、里山環境の活用を目的としたNPO法人を立ち上げられた・・・とてもパワフルな先生である。プロフィールだけを読むと「山と森に溶け込んだかなり豪傑な麦わら帽子が似合う自然的な女性」をイメージしていてしまうが、登壇されたのは洗練されたキャリアウーマン風の若い女性だった。
虫好きな子供さんの為に・・・と始めた二地域居住だったが、片道90分を行き交い、農業経験を始め様々な体験・経験を重ねて行く姿はまるでリアルDASH村のようで、時間の経過と共に引き込まれて行った。そしてそこで立ち止まらず、里山の素晴らしさを伝える為にNPO法人南房総リパブリックを立ちあげてしまう行動力にはただただ驚かされるばかりである。対価を求める仕事と求めない仕事、とりあえず行動してみる、漁村と農村の人柄の違い等々・・・私にとって公私共にたくさんのヒントと共感を与えて頂いた120分であった。あの若さであの行動力の源はきっと先生の「人好き」「好奇心」から来るものではないだろうか?
帰り道にふと・・・「学ぶ」ということはこの年齢になってようやく本来の意味をなしているような気がした。さぁ〜私ももっともっと好奇心を携えて行動しなくちゃ
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