21歳の君たちへ
息子の同級生と道端で会った。
スーツ姿でこれから会社説明会に出席するとのこと。就活も企業に勤めたことがない私にとって、息子も含めて就活中の彼らの大変さも苦労もよく分からない。ただ言うまでの無く就職は人生においてとても大事なイベントである。その人となりを評価・認識する上でも大きなウエイトを占めるし、これからの人生において殆どが仕事が中心に生きて行くことになるだろう。
そう考えると21歳の彼らにとっては慎重になるし、不安になる気持ちも良く分かる。ただそもそもこの年齢で自分に適した仕事、やりたい仕事に出会えた人はかなり少ないんじゃないかな?大抵は何かしらの縁があって就職し、その中で仕事の面白さややり甲斐を見つけて行くのがほとんどだと思う。それは部屋探しにも恋愛にも似ている。たくさんの部屋や異性と出会った上で決断出来ればいいのだが、残念ながらそれほど多くの時間がある訳ではないので、最終的にはご縁であり、タイミングなんだと思う。そもそも私自身不動産業が天職だったのかさえ未だに分かっていないからね。
だから今やるべき事は多くの経験を積むことと、色々な人と出会う事、そして何かに備えてお金を貯めることだと思う。年収についても入口の部分ではとても気になると思うけど、この歳になると「それももちろん大切な事だけど、大事なことはもっと他にたくさんある」って改めて思う。
社会に出るまであと一年余り。みんな、ワクワクするような社会人になってね。
プレミアムフライデー
経済産業省と日本経済団体連合会などの経済界の団体が個人消費を喚起するため、毎月末の金曜日に午後3時をめどに仕事を終えるよう企業に対応を呼びかけるキャンペーン「プレミアムフライデー」が本日から始まる。
金曜夕方から旅行へ行けるのはいいことだなと思っていたが、世間は相変わらず「盛り上がっていない」とか、「導入により店舗が開店時間を早めてることによる従業員への負担増」・・・とマイナス意見ばかりが取り上げられている。ハッピーマンデー導入時と同様、個人消費に期待したいものだが、月末って言うのが少しだけネックである。せめて仕事的には月半ばにした方が導入しやすいのかも知れないが、きっと給料日との兼ね合いとは思うが、一番最初の始まりが24日と言うのも微妙だ。
これから「プレフラ」と呼ばれるのか?それとも「プレ金」なのか?あえて「花金」の復活か?政府主導ですっかり定着したクールビズのようになるのか?
どちらにせよ対象は週末休みの人たちなので、当社のように水曜日定休の場合は何ら影響の無い話である。いつかプレミアムチューズデー導入出来るのか?
お母さん
先日友人のお母さんの葬儀に参列した。
お母さんと初めてお会いしたのは高校生だったので、もう30年以上のお付き合いである。
ほとんどの場合、成長につれて疎遠になるものだが、年に一回はお会いしていた数少ない「お母さん」であった。
桜を背景にした遺影を眺めながら、学生服でお邪魔するといつも歓待してくれたな〜とか、帰りがけに缶コーヒーを持たせてくれたな〜とか色々な思い出が蘇る。
小さく細くなったご遺体の棺が閉まる。
春一番に乗ってお別れである。
優しいお母さんだったな〜
心から合掌
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