映画:「人生の特等席」
映画「人生の特等席(2012年公開・原題TROUBLE WITH THE CURVE )を観た。
【解説】『ミリオンダラー・ベイビー』『硫黄島からの手紙』など俳優、監督として活躍しているクリント・イーストウッドが、およそ4年ぶりに主演を務めた感動作。17年間イーストウッドからじかに映画制作を学んだロバート・ロレンツが監督を務め、疎遠だった父娘が仕事を通して絆を取り戻していく様子を描き出す。まな娘を演じるのは『ザ・ファイター』のエイミー・アダムス。不器用な父親と、長い間そんな彼を遠くに感じていた娘がたどる再生のドラマが胸を揺さぶる。
いつもながら「無骨」「不器用」な老人をクリントが演じる。今年88歳を迎える彼の作品はいくつか観たが、38歳の「荒鷲の要塞」や49歳の「アルカトラズからの脱出」は別として、69歳の「トゥルー・クライム」、70歳の「スペースカウボーイ」、78歳の「グラン・トリノ」そして82歳の本作品を含めて、どうにも同じような主人公に見えてしまう。
ラストもこれまた鉄板の「人間の感覚が大切」的な王道での帳尻合わせでエンディングを迎えた。
映画:「地下室のメロディー」
映画「地下室のメロディー(1963年公開・原題LA MELODIE EN SOUS-SOL/ANY NUMBER CAN WIN )」ほ観た。
【解説】監督はギャバンとベルモンドを組ませた「冬の猿」や「野獣は放たれた」のアンリ・ヴェルヌイユ。主演者には「ギャンブルの王様」のジャン・ギャバンと「太陽はひとりぼっち」のアラン・ドロン。またギャバンの女房に「地の果てを行く」「我等の仲間」でギャバンと名コンビをうたわれたヴィヴィアーヌ・ロマンス。カジノの踊り子でドロンの手管にかかって利用される女ブリジットに「地下鉄のザジ」のグラマー、カルラ・マルリエ、ドロンの義兄ルイにモーリス・ビローが扮している。撮影には「ヘッドライト」のルイ・パージュ、ファンキィなモダンジャズのフィーリングをきかせた音楽は「戦士の休息」のミシェル・マーニュ、そしてシナリオは「殺人鬼に罠をかけろ」のミシェル・オーディアール、これにヴェルヌイユと「現金に手を出すな」の原作者で、暗黒街のスラングの権威アルベール・シモナンが参加している。
テーマ曲が有名な作品でアラン・ドロンがま〜セクシーで、男でも惚れ惚れするほどである。ただ驚くほど煙草に火をつける。登場シーンのほとんどと言って良いほどである。また誠実な義兄がいとも簡単に犯罪に手を染めるのが、私にとって変に興味深かった。犯罪の計画もなかなか緻密であるのだが、最後の最後がそんな方法でええの?と思うほど、簡単に大金を奪ってしまう。ただタイトルは実に格好いい。
ラストシーンはかなりハラハラさせられ、そして・・・嗚呼・・・舞う・・・
白い服 白い靴
先日テレビでユーミン特集が組まれていて、ユーミンファンの大学生が歌詞の素晴らしさを伝えるため紹介したのが、1986年にリリースされたユーミンのALARM a la modeに収録されている「白い服 白い靴」だった。
その瞬間、当時20歳だった私に瞬時に戻り、この曲がいいと教えてくれた友人を思い出した。彼は都心に住んでいて、同じ東京でもこうも違うものかと思うほど、いつもお洒落で最新の音楽を知っていた。BOOWYを教えてくれたのも彼だった。もう30年以上、会っていないが彼は元気なのだろうか?そんなことを思い出しながら、改めてこの曲の歌詞を読む。
元彼とばったり再会し、現在彼氏はいるものの、来週会う約束をする。白い服と白いロウヒールで出掛けようとしていたが、当日はひどい雨で、予定が出来たと電話を切った・・・う〜ん、実に深い。
そしてアルバムを取り寄せた。
一緒に「水の中のASIAへ」も・・・
お問い合せ