お門違い
いつもの喫茶店でのこと。
隣のテーブルに初老の男性と中年女性の二人組が座っていた。どうやら二人は同業他社のようで女性が男性に相談する。その内容が現在借りている事務所の設備についての相談ごとだったので、ついつい心の中で「はいはい、どうしましたか?」と私も勝手に相談を受け付ける。
彼女の状況説明が終わり、男性が得意げに対応策を語り出したのだが、私の見解とは全く異なる内容で最終的に「それは管理会社の説明責任だ」と断言していた。いやいや、それは違うだろうと思ったところで会話に入れる訳もなく、女性は「今度管理会社に言ってみます」と意気揚々と席を立った。
時々ある「知り合いが言ってたんですけど」「不動産に詳しい人から聞いたんですけど」から始まるお門違いの要請や苦情はもしかしてこんな感じで入るのかも知れない
付け焼刃の知識はとても危険である。
折り返し無し
たまたまなのか、偶然なのか不明だが、最近先方が不在で折り返し連絡願う旨を伝言しても連絡が来ないことが少なくない。
ナンバーディスプレーの関係でこちらの連絡先を告げる手間は減りつつあるが、折り返し連絡が来なければ意味がない。
新入社員さんなのか?いや、電話を受けた時点で新人うんぬんは関係ないだろう。
もしかして皆さんとてもご高齢なのか?いや、勤務している限り年齢は関係ないだろう。
さて、そろそろもう一度連絡を入れるかな
【明日5/30(水)は当社定休日となります】
あえて造らない観客席と過干渉
とある県のサッカー協会が、同県内の廃校を利用した普及や強化の拠点とした施設を建設予定との新聞記事。
大人用の人工ピッチ2面、小学生用の小さなコートなら同時に4試合がプレー出来、体育館はフットサル、地下にはトレーニング用のスペース、食堂の併設し、サッカー以外の競技も歓迎だが、「観客席だけ」は造らないことにしようとしているとのこと。その理由は「プレーヤーのための施設を造る。親の観覧はご遠慮頂きたいとの方針を形にしたい」と同協会の会長の説明。会長は「大事にしなければならない存在とはわかっているが、口を出し過ぎる親が多過ぎて、すぐ近くで見て下さいとは言えない状況が現実にある」とのこと。
サッカーでの判断力・発想力を身につけるには、選手の五感を駆使して状況を把握し、味方とコミュニケーションを取って協力し、最後は一人で決めて行動し、成功と失敗を体験する過程が必要だが、親の手取り足取りの助言はその機会を失う。また応援のつもりが、罵倒、非難、暴言になるケースも少なくないのが今の現状だとし、最後はこんな会長の言葉で締めくくられていた。
「サッカーのことは、サッカーの専門家に任せて下さいというメッセージ。指導者の質の向上という重い責任を背負うことにもなるが、それを含めて、選手の為を最優先にしたい」
これはスポーツだけでなく、様々な面でも同様なことが言える。きっと多くの反発が待ち構えていると思うが、是非とも貫いて欲しいものである。
それでも観に行きますか?
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