相談事
仕事柄不動産に関する相談事をよく受ける。
なかなか日常生活において馴染みの少ない業種であるので、用語の説明からトラブル、法令や対処方法等多岐に渡り、私が知っている限りアドバイスをする。
相談者さんには大きく分けて、とても困っていて「藁にも縋る」ケースと「とりあえず相談してみる」ケースがあるように思える。前者はかなり切羽詰まっている様子で、こちらも何とかよいアドバイスをと思うのだが、後者の場合は自分である程度回答が出ていたり、それほど重要ではないが参考・確認までに「とりあえず」のセカンドオピニオン的な場合である。
そしてその両方の相談者さんの最大の特徴はほとんどが「それっきり」ということである。解決したとか、さらにこうなったという報告がないのは、私のアドバイスが全く役に立たなかったのかも知れないが、中には前回の相談事はとっくに通り過ぎて、さらに悪化した上での改めての再相談というケースもある。前回の報告・結果も知らない状態でのさらなる相談を受けてもなかなか回答のしようもなく、一瞬相談マニアか?相談事は時節の挨拶か?と思ってしまい、当然、前回よりもアドバイスの真剣度も違ってくる。まあそれは仕事だけではないんだけどね。
ただそれは自分にも身に覚えがあり、その昔は旅に出る前に「おすすめの店や名産等」をその土地の出身者に訊ねることがあったが、大抵の場合、結局行かず仕舞い、買わず仕舞いのことが多く、それが大変失礼だな〜と思い始め、最近ではほとんど訊くことはなくなった。
最終的に自分が分からない時に、色々と調べたことが自分の知識や経験値になるからいいんだけどね。
グループLINEでてんやわんや
家族・友人・仲間たち他といくつかグループLINEがある。
とても便利な機能であるが、時として非常に面倒になることがある。ひとつの事を決める際に、あれこれ意見が出て、調整を重ね、ようやく方向性が決まりつつある頃に、さっきまで賛同していたメンバーが違う提案をしたり、素っ頓狂(すっとんきょう)な確認をしたりして、話が振り出しに戻ることがある。
それにはいくつか原因がある。まず「LINEのトーク画面」が非常に読みにくい・読み返しにくい上に、年齢的な読解力・文章力の低下も加味され、さらにみんなの変な気遣いが入り混じるのでてんやわんやになってしまい、途中から修正する気力も取りまとめようとする気もなくなってしまう。もちろん自分も例外ではなく、何度も読み返しているつもりだが、よくよく読み返すと私が「一からやり直す」ようなトークをしている時もある。
だから極力グループLINEでは微調整と再確認程度だけにしようと思う。
【明日2/19(火)〜2/20(水)は当社連休となります】
映画:「コラテラル」
映画「コラテラル(2004年公開)」を観た。
【解説】トム・クルーズがこれまで演じてきたヒーロー像から一転、白髪に無精ひげの殺し屋を演じ、新境地を開いたサスペンス。トレードマークの笑顔を押し殺しての演技は真に迫る。殺しを目撃してしまい、やむをえなくトム演じる殺し屋と行動をともにすることになったタクシー運転手を『アリ』のジェイミー・フォックスが演じる。『インサイダー』のマイケル・マン監督がロスの街を背景に音楽とシンクロさせながら描くスタイリッシュな映像にも注目。
「サト」ばりの白髪のトムがこれまた格好いい作品で、映画「ジョン・ウィック」のような冷酷な殺し屋を演じるが、最後はいつもの完全無欠のトムではないところに少し衝撃を受ける。リムジン会社設立を夢見ているものの、慎重でなかなか行動に移せないタクシードライバーに対して「ある夜、目を覚まして気づく。夢は叶うことなく、自分が老いたことを」とのなかなか印象的な台詞にうんうんと深く頷く。
なかなか面白い作品であったが、題名「コラテラル(巻き添え)」がなかなか覚えにくい・・・
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