映画:「PARKER/パーカー」
映画「PARKER/パーカー(2013年公開)」を観た。
【解説】ジェイソン・ステイサム主演で、リチャード・スタークの犯罪小説「悪党パーカー」シリーズの1作「悪党パーカー 地獄の分け前」を映画化したクライムアクション。監督は「Ray レイ」「ディアボロス 悪魔の扉」のテイラー・ハックフォード。プロフェッショナルな強盗として闇社会に生きるパーカーは、同じ目的のために集まった4人組と組んで150万ドルの強盗に成功する。しかし、4人組はパーカーに瀕死の重傷を負わせ、分け前を奪って逃走。なんとか一命を取りとめたパーカーは復讐に乗り出すが、その背後には恐ろしい刺客が迫っていた。「悪党パーカー」シリーズの映画化は、メル・ギブソン主演、ブライアン・ヘルゲランド監督の「ペイバック」(1998)以来13年ぶり。
オープンから強盗のプロたちの見事な手口を披露するものの、次第に尻つぼみ。ジェニファー・ロペスの登場で息を吹き返すかと思いきや、彼女の魅力をほとんど発揮出来ないまま、地味にエンディングを迎える。
終始クールでポーカーフェイスのジェイソン・ステイサムだが、最後に宝石を手にして笑うシーンですべてがっかりしてしまった。
伊丹空港から伊丹十三記念館へ行って来た・後編
今回の愛媛再訪のきっかけは伊丹十三記念館の存在を知ったからである。
彼の作品はこれまで本ブログに2008年1月や映画「お葬式」を始め書いており、映画「マルサの女」については2012年10月と2018年2月と2回掲載しているほど好きで時々無性に観たくなる不思議な作品たちであると同時に、伊丹十三の役者やクリエーターとしてのマルチな才能にも興味が非常にあった。
ホテルのある松山随一の繁華街・大街道(おおかいどう)から伊丹十三記念館のある東石井までのアクセスは「バス」「車」「タクシー」としか書いていないが、地図で見る限りは一本道だし、どうにも近く感じる。しかしホテルのフロントでもお巡りさんにも訊ねたが、異口同音に「徒歩ですか・・・いや〜」と言われ、俄然燃えてしまう。ん?以前も熊本で同じことがあったような・・・
【赤矢印が宿泊地】
ずんずん砥部(とべ)道路を南下する。開館時間は10時で松山空港へは遅くとも12時には到着していなければならない状況だったので、記念館滞在時間は1時間と設定しつつ、あれこれ帰り方を考える。タクシーでそのまま空港へ向かうと25分とのことでこれが最短プランと位置づけて、次に南下途中で見つけた伊予線いよ立花駅から松山市駅まで戻り、そこからリムジンバスに乗るパターン。そしてバスで松山市駅まで戻るパターンの3つを考慮しつつ、さらに南下しながらタクシーの走行状況もチェックしながら、ようやく記念館に到着。約2.3kmを約30分で踏破。ちなみに松山駅と松山市駅があるので注意。
敷地内に彼が最後の乗っていたベントレー(上画像・中段右)が展示されている。開館時間前の9時45分だったので駄目元で受付に行くと、快く受け入れて頂き、見学開始。館内の一部は撮影可能という伊丹さんらしい太っ腹の対応にバシバシ撮影。もちろん映画関係の展示には食い入るように見学したが、クリエーターとしての芸術性に惹かれ、(上画像・上段)ポスターのデザインは実に素晴らしく、館内でのアンケートでポスターやポストカード等に商品化して欲しいと書いたら、ホームページに掲載して頂いた。
中庭(上画像・中段右)が実に心地良かったが時間の関係で余りのんびり出来ず、終始気持ちの良い対応をして頂いたスタッフさんと別れ、バスで松山市駅まで戻り、空港へ向かった。ちなみにこの日は13日で名前にちなんで映画の無料上映「(今回は)マルタイの女」があったが、「十三時」からだったのでまた次回にしよう。おしまい
伊丹空港から伊丹十三記念館へ行って来た・中編
伊丹空港からわずか50分で松山空港に到着。2015年4月以来4年ぶりの愛媛入りである。
リムジンバスで松山駅まで移動し、予讃線(よさん)に乗り込むこと46分で下灘(しもなだ)駅に到着。海の見える駅としてドラマや映画のロケ地として有名な駅であるが、無人駅のホームにはカメラを持った人が溢れており、また一緒に同乗していた乗客の大半が同駅で下車した。
各自ベンチに座った状態や看板の前で撮影するため、順番待ちの列が出来ている。何とかまばらになった瞬間を狙って撮影し、約1時間後の松山駅行きまで時間をつぶす。再び松山駅まで戻り、路面電車に乗り、ホテルにチェックイン。6km先の奥道後温泉からパイプで直接引湯した館内の大浴場に浸かった。
翌朝は早起きして、ホテルで借りたレンタサイクルで道後温泉へと向かう(約15分)。今年1月15日から大規模な保存修理工事が始まった道後温泉本館は前回入浴したので、今回は本館すぐ近くの2017年9月にオープンした「別館・飛鳥乃湯泉」に入った。前回本館では体験出来なかった休憩付きにしたので、60畳の大広間休憩室に通される。本館にはない露天風呂も楽しみ、朝早かったおかげで貸し切りだった大広間に戻り、お茶を頂き、再びホテルまで戻ってチェックアウト。この旅の最終目的地である「伊丹十三記念館」へと向かう。(つづく)
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