ひと手間
退去された元入居者さんから届く退去関係の書類。
その封筒の中にひと言メッセージを同封される方がいる。
メッセージを書かれる方自体はとても少ないのだが、「お世話になりました」とか「住み心地が良かったです」と短いメッセージが嬉しいものである。
「ちょっとしたひと手間」についてはこれまで何度も書いてきたし、家族にもその大切さを伝えて来た。
届いたメッセージで改めてこれからもちょっとしたひと手間はしっかりやろうと思う。
映画:「七つの会議」
映画「七つの会議(2019年公開)」を観た。
【解説】テレビドラマ化もされた池井戸潤の同名企業犯罪小説を、野村萬斎主演で映画化。中堅メーカー・東京建電の営業一課で万年係長の八角民夫は、いわゆる「ぐうたら社員」。トップセールスマンで、八角の年下である課長の坂戸からは、そのなまけぶりを叱責され、営業部長・北川誠が進める結果主義の方針の下、部員たちが必死で働く中、八角はひょうひょうとした毎日を送っていた。そんなある日、社内でパワハラ騒動が問題となり、坂戸に異動処分が下される。坂戸に代わって万年二番手に甘んじてきた原島が新しい課長として一課に着任するが、そこには想像を絶する秘密と闇が隠されていた。八角役を自身初のサラリーマン役となる萬斎が演じ、香川照之、及川光博、片岡愛之助、音尾琢真、立川談春、北大路欣也といった池井戸ドラマ常連俳優が顔をそろえる。監督は「陸王」「下町ロケット」「半沢直樹」など、一連の池井戸ドラマの演出を手がけた福澤克雄。
解説にもあるように北大路欣也を始め、香川照之、及川光博、片岡愛之助、及川光博、立川談春や小泉孝太郎等とドラマ半沢直樹やドラマ下町ロケットのキャストで埋め尽くされているので、ついドラマでの善悪役との比較をしてしまう。映画「空飛ぶタイヤ」同様、池井戸潤独自の大企業へ立ち向かう作品で面白くて爽快感があるのだが、現在毎週の放送を楽しみにしている半沢直樹とどうにも被ってしまう。時期が悪かったかも知れない。ただドラマとは異なり、本作品では善悪役が少しだけ分かりにくくなっている。
池井戸潤作品は観終える度に「大企業って大変だな〜」と下町の自営業者は思ってしまう。
ウッドストック〜伝説の音楽フェス全記録
以前録画しておいた「ウッドストック〜伝説の音楽フェス全記録」を観た。
30組以上のフォーク歌手やロック・グループなどが出演し、入場者は40万人以上を集めて1969年に三日間開催された伝説の音楽フェスが昨年50年を迎えた。当時3歳の私はその時の様子を知ることもなかったが、ウッドストックの名前だけは知っていた。
ウッドストックに自分たちのレコーディング・スタジオを設立する資金集めの目的で企画されたコンサートで、当初の予想をはるかに上回る40万人以上が集まり、半数以上が入場料を支払わなかった為、事実上無料の様相を呈したらしい。大混雑と悪天候、食糧や清潔な水の供給、雨天を避ける手段も十分とはいえず、トイレや緊急用のテントなど必要な施設も少なくトラブルが数多く勃発するものの、暴力事件などは報告されていなかったり、二人の出産があったりと規模と観客数の膨大さに比べれば、驚くほど平和的な祭典だったそうだ。
若き日のジャニス・ジョプリン、ザ・フ―、ザ・バンド、ジョー・コッカー、そしてジミ・ヘンドリックスで初の大規模な野外コンサートはフィナーレを迎える。(ウィキペディアより参照)
17歳で初めてのひとり旅で出掛けた阿蘇の野外オールナイトコンサートと重ね合わせる。天候が悪かったり、快適な環境ではなかったが37年が経過しても今も深く鮮明に蘇るあの暑かった夏の日。もうこの年齢では二度と体験することはない野外ライブであるが、だからこそ10代で経験しておいて良かったと思う。
たださ〜ゴミは片付けて帰ろうぜ
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