映画:「お葬式」再
映画「お葬式(1984年公開)」を観た。
【解説】俳優・伊丹十三の記念すべき監督デビュー作にして大ヒットを記録した傑作コメディ。突然、妻の父がなくなったことで初めてお葬式を出すことになった一家の途方に暮れるさまと、お葬式に集まった多彩な人々の生態をアイロニーを交えてユーモラスに描く。俳優の夫婦である井上佗助と雨宮千鶴子は、二人でCF撮影中に千鶴子の父の訃報を聞く。さっそく家族で父のいた別荘へ向かった佗助だったが、お葬式を出すのは初めてとあって、何もかも勝手が分からないことばかりだった……。
2012年を始め、これまた何回観たか覚えていないほどたくさん観た伊丹作品であるが、50代で改めて観ると親戚の微妙な関係や悲しみにくれる暇もない遺族のお務めなどまた違った視線で観れたし、喪主の立場ではなく「当事者」の立場でも観れた。中でも特に印象的だったのは「旦那の逢瀬」の最中にブランコに揺られる無表情の妻がとにかく恐ろしく、BOX購入特典で付いていた絵コンテノートだけでもその怖さが伝わってくる。またそれほど重要ではないのだが、亡くなる直前に食したアボカドと鰻、雨と強風、サンドウィッチを渡すシーンがやたら象徴的だったが、長回しだと思っていた菅井きんの喪主の挨拶が長回しではない上に4分程度だった。
特に大きな山場も無いのだが、観終えるといつも清々しさが残る。またいつも思っていることだが、お葬式には子供や孫たちがいるとやたら救われる気がする。
今はだまって春を待とう
長渕剛の1980年に発表したアルバム「乾杯」。
この中に「顔」という曲の歌詞に「今はだまって 春を待とう」というフレーズがある。
このコロナ渦で事ある毎に口ずさんでいたものの、その春は今春だと思っていたのだが・・・来春か?それとも・・・
ちなみにそのフレーズの前に「後ろ指を指す奴の心はいつも寒かろう」という歌詞がある。
1兆と3兆
米航空機大手ボーイングの2020年12月期決算は、純損益が119億4100万ドル(約1兆2400億円)の赤字とのニュースの後に、米アップル社は四半期決算で売上高、純利益とも過去最高を更新し、2020年10月から12月期の決算の純利益は29%プラスの287億ドル(約3兆円)と四半期としては過去最高・・・と続けて流れた。
増益する企業、減益する企業とコロナの影響は様々であることを改めて痛感するニュースである。
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