小林亜星
「ワンサカ娘(1961年)」「この木なんの木(1973年)」や「パッ!とさいでりあ(1991)年」等のCMソング、「魔法使いサリー(1966年)」「科学忍者隊ガッチャマン(1972年)」「ターンエーガンダム(1999年)」等のアニソン(主題歌)、日本レコード大賞を受賞した「北の宿から(1976年・作詞阿久悠)」、さらに「寺内貫太郎一家(1974年)」の主役・寺内貫太郎役等俳優としても活躍した作曲家・音楽家の小林亜星が心不全で5月30日に亡くなった。享年88歳。
「サリー」や「ガッチャマン」「北の宿から」はもう何度口ずさんだことだろう。寺内貫太郎一家での朴訥とした芝居が印象的で、西城秀樹が骨折するほどの親子喧嘩は実に迫力があった。
記事の最後には・・・奇しくも「この木なんの木」や「さいでりあ」等でコンビを組んだ、名作詞家の伊藤アキラさんも本年5月15日の同じ時刻に亡くなっており、勝手ながらお二人の強い繋がりが感じられてならない・・・と書いてあった。
合掌
パワハラ
4年前に大手自動車メーカー勤務の男性社員(当時28歳)が自殺した問題で、会社側がパワハラと自殺の因果関係を認め、社長が2回にわたり遺族を訪ね直接謝罪し、今年4月に遺族と和解が成立した。遺族は上司から日常的に「バカ」「死んだ方がいい」などと叱責されていたと訴えていた。
その記事と一緒に掲載されていた厚労省のパワハラ6類型と具体例が挙げられていた。
「身体的な攻撃」〇相手に物を投げつける✖誤ってぶつかる
「精神的な攻撃」〇必要以上に長時間にわたる叱責を繰り返す✖遅刻などが改善されない場合に一定程強く注意する
「人間関係からの切り離し」〇同僚が集団で無視し職場で孤立させる✖懲戒処分後、復帰前に別室で研修させる
「過大な要求」〇業務と関係ない私的な雑用を強制する✖育成のために少し高いレベルの業務を任せる
「過小な要求」〇嫌がらせのために仕事を与えない✖能力に応じて業務量を軽減する
「個の侵害」〇病歴や性的指向などを了解なしに暴露する✖了解を得て必要な範囲の個人情報を人事担当者に伝えて配慮を促す
2013年の文科省の体罰ガイドライン案から8年が経過し、ガイドラインで守られて来た子供たちが社会に出ると今度は大人社会でのガイドラインで守って貰える。社員もいない気ままで自営業には全く無関係の話であるが、そのうち他社の営業マンや担当者へ対しても適用されるかも知れないな。だからようやく始まった職域のワクチン接種も自営業にはなかなか順番が回ってこないのかも知れない。気ままと引き換えに・・・
テレハラ
先日息子の同期が出席したテレワークにおけるハラスメント研修の話。
「テレワークハラスメント(テレハラ・もしくはリモートハラスメント・リモハラ)」とはテレワークをしている従業員に対する嫌がらせのこと。ハラスメントには大きく六つの類型に分けられ、身体的な攻撃、精神的な攻撃、人間関係からの切り離し、過大な要求、過小な要求、個の侵害です。このうち、「身体的な攻撃」はテレワーク環境下では起こりにくいものの、部下を怒鳴りつける「精神的な攻撃」や、特定の人に対して情報共有をしなかったり、オンライン会議に呼ばなかったりする「人間関係からの切り離し」、どのような部屋に住んでいるかなどプライベートに干渉する「個の侵害」は発生する可能性がある・・・ことらしい。
本ブログで初めてハラスメントが登場したのは2012年の「パワハラ」だった。4月に「TELハラ」について書いたばかりだがその後も「モラハラ」「パタハラ」「カスハラ」と様々なハラスメントが登場した。最近ではハラスメントがエスカレートし過ぎて独り歩きしている感が否めず、ならば下手に会話をしない方が無難だとも思えてしまうが、(上記のテレハラ例には過敏な例もあるものの)それなりの信頼感が出来上がっていれば不快に思わないこともあると思う。まあ下品な会話をする人や非常に打たれ弱い人には効果的な線引きなのかも知れない。
2020年6月企業にパワハラ防止措置を義務付けた改正労働施策総合推進法(別名パワハラ防止法)では当面は大企業が対象ながら2022年4月から中小企業も義務化される。同法でパワハラとして認定されるのは、(1)職場において優越的な立場の人が、(2)業務上必要かつ相当な範囲を超えた言動によって、(3)就業環境が害される、という三つの要件を満たすとのこと。
このような報道を見聞きする度、ごくごく一部のために非常にめんどっちー世の中になっていると改めて思ってしまう。
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