映画:「ステージ・マザー」
映画「ステージ・マザー(2021年公開)」を観た。
【解説】ひょんなことからゲイバーを再建することになったごく普通の主婦の希望と友情を描いた人間ドラマ。テキサスの田舎町に住む主婦メイベリンは、長い間疎遠だった息子リッキーの訃報を受け、リッキーの暮らしていたサンフランシスコへ向かう。そこで彼女は、リッキーのパートナーであるネイサンから、息子がドラァグクイーンでゲイバーを経営していたことを知らされる。リッキーは遺言もなく亡くなってしまったため、バーの経営権が母親であるメイベリンにあり、そのバーが破綻寸前の危機にあることが発覚する。突然の展開に困惑するメイベリンは、息子が遺したゲイバーを再建するために立ち上がる。主人公メイベリン役を「世界にひとつのプレイブック」のジャッキー・ウィーバーが演じ、「キル・ビル」、ドラマ「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」のルーシー・リュー、ドラマ「アントラージュ★オレたちのハリウッド」のエイドリアン・グレニアーらが顔をそろえる。
マザーの好奇心や行動力、トークのセンスは良いものの、スタッフたちと仲良くなる過程も店が繁盛する経緯もあまり描かれておらず、さらに歌にもステージにも魅力されず、ラストにはマザーの声量のない歌声に愕然としながらエンディングを迎える。93分の上映時間では仕方がないことなのかも知れないが、色々な意味で様々な時代背景を感じる作品であった。
見捨てられるべくして見捨てられる旦那がやたら印象的だった。
この先幅員拡大
ボディボートのスケジュールは朝3時過ぎ起床→6時九十九里に到着→2時間ほど海で戯れ→後輩が教えてくれた道の駅でお買い物→11時前帰宅・・・というのが基本的なパターンである。
先日のボディボートの日は間違って夜テニスの予約を入れてしまった。最初どちらかをやめようと思ったが、スケジュールが重なっていないことやキャンセル自体が嫌いなこともあり、最後は遊びで何をごちゃごちゃ言ってるんだとそのまま実行したところ、特に支障もなく楽しく一日遊ぶことが出来た。この経験は今後スケジュールを組む際にまた幅が広くなるんだろうなと思っていたところ、昨年も観戦したイースタンリーグのデーゲームが割り込んで来た。結果的に「朝・海」「昼・野球観戦」「夜・テニス」はさすがにタイトすぎると思ってしまったが、果たしてどうなるのか?の興味本位が勝りそのまま実行してみた。当日は九十九里から帰る際にそのまま鎌ヶ谷へと立ち寄り、野球観戦をしてから、夕方帰宅し、夜テニスへと向かった。さすがにかなり疲れたものの、おかげで夜は熟睡出来た。疲れるほど遊べることはいいことである。
これでまた行動の幅が少しだけ広くなったことにやたら喜びを感じた。
気分としては「この先幅員減少」の標識を逆さまにした感じである。
映画:「積むさおり」
映画「積むさおり(2019年公開)」を観た。
【解説】バツイチ同士の夫婦を主人公にした異色の中編サスペンス。互いにバツイチで結婚5年目を迎えたさおりと慶介。ある日、いつものように犬の散歩をしていたさおりは、積まれた枝の前に見たことのない奇妙な穴を発見し、思わずその穴をのぞいてしまう。そこで不可思議な体験をしたことをきっかけに、さおりに耳鳴りが起こり、夫の生活音、笑い声など夫が立てるちょっとした音にも敏感になってしまう。夫や仕事に不満を感じることのなかった平穏な日々から一変、気づかぬうちに積み重なっていた鬱屈が、幸せだった夫婦の生活を崩壊させていく。妻役を「冷たい熱帯魚」「沈黙 サイレンス」の黒沢あすか、夫役を「クライングフリーセックス」の木村圭作がそれぞれ演じる。監督は黒沢の夫で、特殊メイクアーティストとして数多くの作品に参加する梅沢壮一。
すっかりファンになった黒沢あすか主演で上映時間40分の短編作品。バツイチ同士の子供がいない再婚カップルゆえの奥深さが伝わってくる。冒頭から木村圭作演ずる旦那の会話の内容、食事音、家事への貢献度、がさつさ、細かい性格、品のない嫌な感じが伝わってくる。そして積もった妻の夫への鬱屈が一気に・・・。ただその後も何事もなかったかのように暮らしている様子がまた興味深いし、やたら怖い。嫌な旦那役の木村圭作が素晴らしいキャスティングであった。
男としては非常に身につまされる作品で、鑑賞後はいつもより多く家事を手伝った・・・
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