古色蒼然
廃墟好きの私は2011年の軍艦島を始め、2015年別子銅山、2017年明延鉱山、摩耶観光ホテル、2018年池島炭鉱、2019年屋島ケーブルと廃墟見物を兼ねてひとり旅に出掛けており、街角に建つ廃墟やレトロな建物を見つけてはひとりウハウハしている。
そんな私に家族、友人からおススメの廃墟画像や情報が時々届く。しかし残念ながら少し私の好みと異なる。私が好きなのは「日本国内」「隆盛からの零落」「朽ち果てる直前」のような長い年月が経ったことで古びて趣がある様子の古色蒼然(こしょくそうぜん)なのだが、この説明が案外難しい。建物によってはもう少し熟成が必要だったり、熟成しすぎてしまった場合もあり、さらに取り壊される確率が高いので、すべてはタイミング次第である。その一期一会感も楽しいのかも知れない。来年もまた多くの物件と出会えるといいな。
ちなみに実際に住まれている方に失礼なのでインスタでは#廃墟とはせずに「#レトロ建築」「#昭和建築物」としている。
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共働き子育てしやすい街ランキング2022
働く女性向けウェブメディア「日経xwoman(クロスウーマン・発行:日経BP)」と日本経済新聞社は、「自治体の子育て支援制度に関する調査」を実施、2022年版「共働き子育てしやすい街ランキング」をまとめ、全国160自治体のうち葛飾区が9位にランクインした。
「本当に住みやすい街大賞2023」での三位の新小岩を始め、新小岩駅前再開発、葛飾区内の南北を結ぶ新金線、23区内では初のJ2以上の基準を満たしたサッカー専用のスタジアムの建設と地元住民もワクワクすることばかりの「新・新小岩」なのである。
映画:「モリコーネ 映画が恋した音楽家」
高松のレトロ映画館で観たのは公開中の映画「モリコーネ 映画が恋した音楽家」だった。
【解説】「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督が、師であり友でもある映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネに迫ったドキュメンタリー。1961年のデビュー以来、500作品以上もの映画やテレビの音楽を手がけ、2020年7月に惜しまれながらこの世を去ったモリコーネ。「ニュー・シネマ・パラダイス」「荒野の用心棒」「アンタッチャブル」など45作品にも及ぶ傑作から選ばれた名場面や、最高の音響技術で再現されたワールドコンサートツアーの演奏、クエンティン・タランティーノ、クリント・イーストウッド、ウォン・カーウァイ、オリバー・ストーンら錚々たる顔ぶれの監督・プロデューサー・音楽家へのインタビューを通して、モリコーネがいかにして偉業を成し遂げたのかを解き明かしていく。さらに、モリコーネのプライベートライフやコメント、初公開のアーカイブ映像などにより、モリコーネのチャーミングな人間性にも迫る。
映画音楽と言えばジョン・ウィリアムズ程度しか知識が無く、前半は「荒野の用心棒」以外に未視聴の映画が多かったものの「1900」「ミッション」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」「海の上のピアニスト」の楽曲は実に素晴らしく、数少ない視聴作品である「ニュー・シネマ・パラダイス」「アンタッチャブル」の階段シーンではつい身を乗り出してしまう。ちなみに視聴した記憶があった「死刑台のメロディ」の音楽の印象が無かったので確認したら「死刑台のエレベーター」だった・・・
圧倒的な創造力にただただ脱帽しつつ、様々な葛藤の末に映画音楽という新しい分野を確立した彼に拍手を惜しまない。
さらに今回鑑賞した昭和20年創業のホールソレイユが作品にさらに彩を与えてくれた気がした。
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