2009/06/22 13:34:18

神話の三種の神器 出雲の神器は五種だった。

 上記 秀真伝 竹内文書 東日流三郡詩 富士古文書などは一般的に偽書との評価がほぼ定着している。 これらの中には、神代文字で書かれていたものもあり、膨大な量に及ぶものもある。 
 「上記」にはスサノオが大巳貴(大国主)に五種の神宝を授けたと記さ

れている。スセリ姫と大巳貴が結婚するときに、酒や魚を揃え天の斎鋤、天の斎鍬、生大刀、生弓矢、天の沼琴を引き出物とした。
  そしてスサノオは歌を謡い、我孫娘(ここでは孫になっている)を正妃とせよと言った。(上記研究)

 ここでは大刀は鋤鍬に次いで三番目の扱いになっている。 「天書」には国譲りの際に、大巳貴はタケミカズチに鰭の広矛と八重の節鎌を献上したとある。
 世界の神話には法則があり、主権・祭祀と軍事、生産の三分機能が備わって語られるという。 この法則に照らせば、古事記の記事には生産の機能が漏れている。
 大巳貴が琴を持っていた裏付けとして、出雲国風土記には飯石郡の条に「この山の峰に窟あり。裏に天の下造らしし大神の御琴あり。」
との記事 がある。

 しかし、スサノオの神代の時代に琴があったとは、素直にうなずけないものがある。
 確かに仲哀記には、朝鮮征討を占うのに琴を弾いたとの記事があるが、スサノオのときからはかなり時代が降っている。 
 スサノオから大巳貴に亘った神器はその後どうなったのであろうか。
 古語拾遺に、タケミカズチが大巳貴に国譲りを承諾させたときの記事がある。 
 この際に大巳貴と事代主は、国を平定した時の神宝・矛をタケミカズチに献上している。  すると、導かれる結論はこの神宝・矛はスサノオから、大巳貴が結婚の時に貰ったものではないのか。

 表現に生大刀と矛との違いがあるが、記紀はしばしば表現・表記や名前を変えている。 
 更に上記ではアマテラスが、二二ギの天降りに際して鋤、鍬を授けたと

 している。大巳貴からタケミカズチを介してアマテラスに亘ったもののようだ。 
 偽書については多くの学者が論及することを避けている。しかし例え偽書であったとしても、事実が記載されていることもある。
 他の文献には見られない記事もあり、傍証となる場合もあり貴重な資料には違いないのである。
   *本ブログは掲載後に内容を修正することがあります。




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