2025/09/02 8:39:20

『人が人の為に繰り返す、自然破壊。』

 常夏の島ハワイでは年間を通して26℃〜27℃程度と安定しており、一番熱くなる8月中旬でも30℃を僅かに超えている程度。雨期を覗けば殆どが半袖半ズボンといったスタイルで生活が出来てしまうのはとても心地良い。これまでも幾度となくワイキキにはお邪魔させて頂いた中、雨に降られた記憶が有りませんが、あの小さな島で水源はどうされているのかと聞いた事がありましたが、意外にも地下水脈がしっかり確認できているそうで、年間を通して枯れる事が無いそうでした。ただ3年程前オワフ島にあるレッドヒル貯油施設で7万ℓを超える燃料が漏れ出し、その地下水を汚染してしまったそうで、その被害に遭った方々起こした裁判は昨年結審がされたと言う所でした。
 人の手による自然破壊、なんともしがたい訳で、今北海道の釧路湿原でも丹頂鶴が生息する隣接地に太陽光発電システムの設置工事が行われているそうで、その工事を中止すべく、文化財保護法を謳った意見書を文化庁に申請されているそうです。
 そもそも地球環境保護の視点から始まった‶再生可能エネルギー″という有り方でしたが、それが至るところで自然破壊の原因を造っているのが現状。熊本の阿蘇山南側に位置する山都町には、牧草地を造成し福岡ドーム17個分に相当する面積が太陽光パネルで覆われてしまっている。その土地も豊かな水源の元となる場所だったそうで、今は逆にソーラーパネルが破損した時に鉛やカドミュウム等の有毒物質が漏れ出る危険にさらされている始末。そこに設置された太陽光パネルはFIT制度の買い取り記述である20年が経過した時点にはそのパネルを廃棄する事が前提で、それにかかる費用は膨大な金額となり、また、そのパネルの処分方法などについてはまだまだ充分な対策は出来たないのが現状です。
 つい最近でしたか、大手商事会社が風力発電事業から撤退すると決めたのは。太平洋側、日本海側に134基の風力発電を設置するためにかかる費用が522億円と高額になるのであれば採算が取れないと諦めたそうです。あの風力発電こそ100%‶風任せ″というシステムですが、ここ日本列島で風力発電が年間を通して安定した「風」を受けられる場所は限りなく少ないと言われておりますから、断念したのは英断だったと感じておりますね。
 自然を守ろうと考えだされた再生可能エネルギー、結果自然を破壊してしまっているというお粗末さ。勿論バイオマスとか地熱などではそういう危惧はないでしょうが、森林伐採をし山を削り地面が露わにされている風景を見ると、人間という生き物の哀れさがひしひしと伝わって参りますね。荒らされた自然を取り戻す事にはかなりの時間が必要でしょう。特に汚染されてしまった水源等は沢山有るようですから、我々人間は原点に返り‶自然保護″の有り方を考え直して行かなくては成らないと思いますね。
 まさに天に向かって唾を吐く姿でしょう。






会社概要

会社名
(同)リサーチ・コア
カナ
リサーチ・コア
免許番号
愛媛県知事免許(2)5461
代表者
三鍋 環
所在地
7990405
愛媛県四国中央市三島中央4丁目9番17アロエビル1F
TEL
代表:0896-22-4333
FAX
代表:0896-22-4332
営業時間
8:30〜17:30
定休日

祝祭日
最寄駅
JR予讃線伊予三島
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