2024/07/12 9:24:23

『土砂災害特別警戒区域周辺にお住まいの方はお気を付け下さい。』


 一昨日から降り続いている豪雨、愛媛県では200oを超える降水量となる地域が有り、県内の数か所でがけ崩れが発生している様です。
 今朝早くのニュースでは、松山市緑町で三回に渡って土砂崩れが発生し、木造住宅が押しつぶされている様です。近くに住んでいる地元南海放送アナウンサーのコメントを聴かせて頂く中、突然土臭く感じたと思う間もなく轟音と共に裏山が崩れ出したそうで、マンション5階のバルコニーから身を乗り出して外を見て居たそうです。しばらくして消防隊員が駆け付け現場に待機所のため簡易テントを張っていた所、そこを押し流す様にまた土砂が流れ込んで来たそうです。 現在押し潰された住宅にお住まいの方の安否確認は出来てない状況らしく、近隣住民の方は各々が避難行動をとられているとの事。
 今回土砂崩れが発生した場所は愛媛県が指定する「土砂災害特別警戒区域」に指定されている場所ですから、基本的には木造建築等は建築が認められない区域となります。ただ今回被災された住宅はその指定が行われる以前建築だったのでしょう。その周辺はほとんどが崖を背に建つマンション、若しくは事務所ビルがほとんどだと言った所です。
 私も仕事柄この土砂災害警戒区域や津波や洪水に関するハザードを調査し、取り扱う不動産の区域を調査します。現在売却中の物件のうち数件が土砂災害特別警戒区域に存在している物件がありますので、購入を検討される方にはその事を説明する必要があります。
 実は私の実家が有る地域もこの「特別警戒区域」に建っており、再建築をする場合にはかなり頑強な躯体で建築の計画をしなくてはいけない訳ですから、その工法を選択するのはお金がかかる事となる訳です。多分建て替えをする事は無いかと思いますが、現在もこういった警戒区域内には沢山の住宅が建っており、確か平成16年の台風の時でしたか川之江地区に建つ住宅が土石流に襲われ、部屋で寝ていた女の子が被災されたと記憶しております。
 まもなく梅雨明けとなる訳ですが、梅雨明けと同時に台風が発生して来そうな予想がされております。豪雨が降り続いている中、斜面の地盤はかなり緩くなって来ていると思いますので、その後台風が襲って来るとすれば、また土砂災害が発生しやすくなると思われます。皆様ご自身が住まわれている地域の土砂災害警戒マップを調べて頂き、ご自宅がどういった災害に気を付けなくてはならないのかを把握して頂ければと思いますね。もちろん行政がその地域に立て看板を立てている筈ですので、チェックしてみては如何でしょうか。






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