2025/08/16 15:13:34

私について #428 (野生動物との共存)

ここ数年、熊と人間の確執が双方に大きな被害を与えている実情が見えてきた。日本のあちこちで熊が人間を襲うという、人間としては耐え難い事件がいくつかあったし現在も進行中だ。熊が人間を襲う理由は、異常気象で熊たち野生動物が主食とする木の実や魚の不作、不漁が原因で、その反動で熊が人間の居住区に侵入してきて餌を探し回り、両者間で争い事が起こるという図式になっている。自然界で生きる野生動物たちと人間社会で生きる人間は、もともときわどい生活空間で生きてきたわけだが、異常気象による野生動物にとっての食料不足は、我々人間と野生動物の間に軋轢を生む原因となってしまった。人間は人間中心で物事を考えているから、現状を見ると熊など野生動物は敵と見なしてしまうことになってしまう。


直近、知床半島にある羅臼岳登山をしていた若者がヒグマに襲われるという事件が起こり日本中を震撼させた。被害にあわれた方はほんとに気の毒だと思う。ただ自分はこれだけ熊と人間の間でもめごとがある中、ヒグマの生息地と知られている知床半島でなぜ登山に対して制限がかけられていないのか疑問に思った。5年ほど前、知床に行き知床五湖周辺のウオーキングをした際、ヒグマに注意するよう厳しく注意を受けたが、湖周辺以上にヒグマが多くいそうな羅臼岳の登山には制限がかけられていないのはなぜなのか。知床はヒグマと地元住民の居住区となっていることは周知の事実であるはずだが、その居住区に地元住民でない人間が分け入っていくのは如何にも危険であるような気がするのは自分だけだろうか?知床における熊たち野生動物の食料事情には詳しくないが、今回の事件の報道の中で地元の方が、今年はマスの不漁で熊たちは食糧不足の状態が続いている、との話があった。記憶ではマスの不漁は今年だけの話ではなくここ数年の出来事だと何かの報道で聞き、以前、知床でやせ細ったヒグマの姿が映し出しだされていたことを思い出した。この事実に関していえば、知床でもヒグマが食糧難に陥っていることは周知の事実だったはずだ。


野生動物によって人間の命が奪われるのは人間にとって許しがたいことだ。事実、彼らが主犯か定かではないが、事件の現場近くで親子熊3頭が駆除されたとのこと。しかし、知床で起こった悲劇は、人間もよく考えて行動をとる必要があるのではないかと思う。もともと知床はヒグマとそこに住む地元住民の居住区であり、観光で知床を訪れるわれわれはよそ者なのだ。最近では、われわれよそ者が知床においてマナーを守らず食物の食べ残しが入ったごみを放置するなどマナー違反を犯しているとの話もよく聞く。そんな中、食料不足で飢えたヒグマが多数いると思われる場所で、登山には特に制限をかけられることもない状況となっている。動物愛護を前面に出すわけではないが、食糧難に陥っている知床のヒグマを守っていくことも人間の知識と理性で対応できるはずと思うが。





2025/08/12 10:31:43

私について #427 (情けない大人は退場だ!)

就活生へのセクハラは後を絶たない。パーソル総合研究所が2月に実施した調査では、自社の新卒採用でセクハラなどのハラスメントが発生したことがあると認識している企業は28%に上った。厚生労働省が2023年度に実施した調査によると、インターン中にセクハラを受けた学生は男性が32%、女性は28%いた。インターン以外の就活中でもそれぞれ30%前後が被害を経験していた。セクハラ行為者はインターン先の指導役やOB/OG訪問で知り合った従業員が多く、内容は「食事やデートへの執拗な誘い」「性的な冗談やからかい」などが上位にあった。セクハラを受けた後、その企業への就活をやめた学生は20%程度いた。


2025年6月に男女雇用機会均等法が改正され、就活生を含む求職者に対するセクハラの防止が事業主に義務づけられた。改正法では、事業主は相談体制や就活生と面談する際のルール策定など、適切に対応する体制の整備や、就活生に対する言動に注意を払うよう、研修の実施や必要な配慮に努めなければならないとした。就活生と企業の間には雇用関係がないことから、これまでは保護対象から外れていた。厚生労働省は今後、具体的な防止措置や施行日を諮問していくこととなった。


上記は日経に掲載されていた記事だが、世の中でこのような事態になっていることは、一個人事業主である自分にとって寝耳に水の話だった。就活生に対するハラスメント、特にセクハラが多いように見受けられるが、採用する企業側の人間が就活生に対しこのような振る舞いをしている実態が新聞記事になるほど多いとは。採用側という有利な立場にいる人間が、今後社会に出て活躍が期待できそうな学生に対し、個人の欲望をむき出しにしている構図には胸がむかむかする思いだ。昨今、教師が教え子たちに対するセクハラ行為をしていたなど、大人の正義の無さにほとほとあきれる事例が多くなってきた。理性を持って行動できない大人たちよ、頭を冷やして出直して来い!





2025/07/25 9:54:37

私について #426(深刻なマンション管理の実態)

マンション管理費が高騰している。物価や光熱費に加え、管理人の人件費が上昇していることが主な要因だ。


不動産コンサルティング会社によれば2024年時点の都心9区(千代田・中央・港・渋谷・新宿・目黒・品川・世田谷・江東)に建設された新築マンションの1uあたりの管理費は512.1円だったが、データが遡れる2019年と比較して3割上昇し過去最高となった。その主な原因は物価高だけでなく、人手不足による人件費の高騰がマンション管理費を押し上げている状況だ。


もともとマンションの管理人は定年退職したシニア人材からの人気職種だったが、あらゆる業態において問題となっている人手不足の影響もあり、最近では定年後のシニア人材はいわゆる重労働とみられるマンション管理人を敬遠することが多くなってきた。特に都心部では大型マンションの建設ブームもあり、ごみ出し一つとっても労働負荷が大きくなっていることが定年後の仕事先として選ばれなくなってきたいるのが現状だ。世の中の風潮もあり、管理会社は管理人募集に際して賃金を大幅に上げることにより人材確保を図るため自ずと管理費全体を上げざるを得ない状況が発生している。管理会社として事務作業などのDX化を進めているが、それ以外の業務に関しては手作業によるものが多く生産性を上げるにも限界がある。


人手不足からの脱却に関して特効薬は無く、今後のマンション管理はいったいどうなるのか。管理会社のみならずオーナーにとっても重要な課題となってきていることは認識しておいた方が良い。







会社概要

会社名
グランド・プラン
カナ
グランド プラン
免許番号
東京都知事免許(3)93934
代表者
大原 仁
所在地
1510064
東京都渋谷区上原2丁目17−2アハトインセルン101号
TEL
代表:03-5738-7028
FAX
代表:03-5738-7029
営業時間
10:00〜17:00
定休日
不定休
最寄駅
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徒歩10分
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