2019/01/07 11:35:40

私について #307 (「平成」最後の年)

1989年(昭和64年=平成元年)1月7日に即位された、第125代天皇、明仁様が生前退位をご表明され、2019年4月30日に退位されることとなった。よって、「平成」は終わり5月1日より新たな元号の下で、我々日本人の生活は営まれることになる。


「平成」の31年間は、還暦を過ぎた自分から見て、産業構造とか経済力において、日本にとって大きなうねりが起こった時代だったと言える。1989年1月7日、当時32歳で、駐在していたニューヨークで第124代天皇、裕仁様ご崩御の報を受け、何か胸に迫るものがあったのを今でも覚えている。昭和が終わり「平成」という新しい時代を迎えた矢先、日本は世界的に見て、特に経済成長面でひとり勝ちの状態で、金余りを背景に、日本の金融機関は入札で米国国債の80%を買い占めるなど、米国一国の資金調達に大きな影響力を持っていた時代だった。また、三菱地所などのジャパンマネーが米国の主要不動産を買収している状況を目の当たりにしていた。時に「Japan as Number 1」が世界的なベストセラーになり日本経済、日本人は煽てられた一方で、アジアの小国日本の隆盛に苦虫をつぶしていた人たちも多くいた。


そんな中、1989年12月29日に日経平均株価は38,915.87円の最高値を付けたのをピークに暴落に転じ、それ以後は、国内情勢、国際情勢ともに、世界経済にとってマイナス部分が顕著となり、とりわけ、バブルに踊っていた日本にとっては、過去に経験したことが無い事象が巻き起こった。株式市場・不動産市場の暴落とそれに伴い、それらの業界の優良企業が破たんしていったなど、金融業界にいた自分にとっても、「明日は我が身」との恐怖感を持たざるを得なかったことを思い出す。その後はIT革命、シェール革命など、グローバルレベルで様々な変化が起こり、日本経済も、昭和のような成長を遂げることは無かったが、それなりに進歩を遂げていった。また、世界経済のグローバル化と金余りが進み、日本の金融業界もグローバルベースで活躍できるノウハウを蓄積していくことができた。そういった意味で、2007年ごろ発生したサブプライム問題で2008年9月に米国の投資銀行であったリーマンブラザースが破たんするまで、平成の14年間海外でグローバルプレーヤーとして金融業界で仕事ができたことはとても良い経験となった。


一方、日本経済にとって平成はどんな時代だったのか?1990年初頭以降のバブル崩壊以降、質の悪いデフレに見舞われた中、政府、中央銀行により景気刺激策が取られてきたが、平成が終わる2019年においても、デフレ産業は元気でビジネス機会を広げてきている。昭和の時にはあった、消費者が渇望していた商品を大量に製造し、グローバルベースで価格支配力を保持して、稼ぎまくっていた日本企業群は、今やその片鱗は無く、企業によっては、人材・技術とも外資に飲み込まれてしまった現実。生産力の落ちた国家の中小企業は、もはや生き残る術を持たず、後継者不足も加わり消滅の流れを止めることができない。また、自分たちが若かりし頃、将来ネット社会が訪れ、世界中の人々の生活構造、経済構造は大きく変革する、と言われていたネット社会がついに到来したのを受け、生活はある意味とても便利になったものの、その便利さゆえにその流れが経済を縮小させる、という矛盾を人類に与え始めてきた。多くの人が、消費財をネットを通じて購入し消費する、その反面、今まで店頭で販売を担当していた人達の仕事は無くなっていく。送金や入出金において手数料がかからないなど、自分はネット銀行の便利さを知ってしまった反面、店頭ビジネスを中心に行ってきた銀行にとって、窓口担当の人員やメンテナンスにお金のかかるATMの維持は、今後どんどん縮小の方向に向かう。人工知能(AI)の機能向上も人間の働く場を縮小させていく。


それにしても、自分も昭和・平成、そして新しい元号の下生きる人間になった。若かりし頃、明治・大正・昭和を生きたのは祖父母だったが、今や自分も3世代を生きる立場になったわけだ。今後も歴史的に誰も経験したことのない革新的な生活環境が生まれてくるに違いない。そんな変化を楽しんで生きていける年寄りにならなければいけない。





2018/12/18 12:50:44

私について #306 (ふたご座流星群と丹頂鶴に会いたくて)

丹頂鶴・ふたご座流星群は自分にとってはいつか真剣に鑑賞してみたいものだった。それを達成するにはどうしたら良いかを考えたら、北海道東部へ旅することがベストだ、との結論を得たため行ってきた。羽田を離陸し80分ほど、たんちょう釧路空港に着陸したら、さすがにそこは北の大地、一面真っ白だった。午前中に到着したこともあり氷点下5度と、東京の人間にはなかなか厳しい気温だったが、寒さ対策が功を奏し、実際寒さを感じることはなかった。その後レンタカーで鶴居村へ移動し、丹頂鶴がいるスポットで鑑賞した。長くて細い脚、全体的に白が主体であるが、尾は黒い羽根で覆われていて、大地一面が真っ白ということもありなんとも言えない美しさがあった。地上で餌をついばむ姿、2羽で仲良く飛行している姿、着陸時に大きな羽根を広げ着地する姿は本当に優雅で、寒い中での鑑賞であったが、時間の経過を忘れさせてくれるものだった。特に夫婦は仲が良く、いつも2羽で活動している感じだった。時に、首の部分がまだ茶色の毛に覆われている、子供を連れているつがいもいて、彼らは子供に飛ぶことを促しながら、子供の成長を願っているようだった。


2018年のふたご座流星群は12月14日21時ごろ極大となるとのことだったので、鶴居村で丹頂鶴鑑賞を終えた後陸別町へ向かった。陸別町は北海道でもとりわけ寒いと言われる星空の街であり、かつ、時に赤色の低緯度オーロラを観測できる街だ。そんなこともあり、自然環境に恵まれた陸別町には、りくべつ宇宙科学館と言う天文台がある。14日19:30からふたご座流星群の説明会が開催され、その後天文台の屋上に行き、そこに敷いてある畳の上に寝ころびながら流星群を鑑賞した。とは言っても、その日の日没後の陸別町の気温は氷点下17度と、寒さ対策をしていても15分程度じっとしているのが限界で、室内に戻り暖を取るなどして流星の観測を行った。一時間ほど屋上にいたが、20個強の流星を見ることができた。その他、地元の天文学の勉強をしている学生たちが、天文台の望遠鏡、「りくり」を屈指して、天王星、火星、オリオン大星雲などを見せてくれた。ここは年間を通して「りくり」で様々な星々を鑑賞させてくれるようだ。


寒いけど、冬の北海道でも魅力的な自然が多くあり、経験したり鑑賞したりすることができる。屋外は寒いが、屋内は手ごろな宿でもとても暖かい。温泉もあるし、とても魅力的な地だ。







2018/12/09 17:43:11

私について #305 (投資と投機の違い 仮想通貨の将来)

投資(Investment)というのは生産的な手段のために,中長期的に運用しその果実を受け取ると言うこと。株式投資で考えると、投資家は企業(経営者)に出資をし、企業はそのお金を使って事業を行い、その事業から得られた収益を配当や株価上昇(企業価値上昇)という形で還元される。投資というものは、それによって付加価値が創造されると言う点に注目することが出来る。


投機(Speculation)とは、短期的な見地において、価格変動を機会=チャンスとして捉えて取引をすること。基本的には、短期的な値上がりを期待して資金投下し、将来的な付加価値の創造は期待しない。一般的にはギャンブルやマネーゲームと呼ばれ、あまり好印象をもたれることは少ないのが現状。


仮想通貨ビットコインの価格下落が止まらない。2018年12月7日には一時、前日比1割強急落し3,300ドルを割り、1年3か月振りの安値水準となった。2017年12月に高値を付けた後、現在の価格はその6分の1となり、市場参加者はなすすべを持たない状況となっている。その理由は3つ。1)2017年初からグローバルベースで規制当局が介在していなかった中、投機的な値動きの中で上昇トレンドが2017年末にかけ続いたが、その後の急落以降、行き過ぎたレバレッジ取引の逆回転が始まり、市場参加者、とりわけ相場急落で証拠金の追証が発生した個人からの損失覚悟の売りが続いている、2)マイニング(採掘)市況の悪化。マイニングは計算処理や機器の冷却に大量の電力を消費するなどコストがかかるが、足元の相場下落で事業採算が合わなくなり、マイナーの撤退の動きが顕著となってきた。撤退に併せ手持ちの仮想通貨を手放し、それが下落に拍車をかける構図が透けて見える。3)世界各国の規制当局の動きは、仮想通貨市場の復活を後押しするものは無い上、税務当局も仮想通貨を課税対象にする方向に動き出した。


もともと 仮想通貨は金融商品のような本質的な価値が無く、決済通貨としてグローバルベースで、その機能が期待されていたが、その機能が発揮される前に、一つの投機対象商品となってしまった点で、残念なものになってしまった感がある。遅ればせながら、日本にも急速にキャッシュレス化の流れが生まれてきた中で、今後、仮想通貨はどう生き残っていくのかが注目だ。







会社概要

会社名
Grande Plaine
カナ
グランド プラン
免許番号
東京都知事免許(2)93934
代表者
大原 仁
所在地
1510064
東京都渋谷区上原2丁目17−2アハトインセルン 101
TEL
代表:03-5738-7028
FAX
代表:03-5738-7029
営業時間
10:00〜17:00
定休日
不定休
最寄駅
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